【オフィスミギ】晴れ男なものですから

歳月

先日、木更津にて忘年会の後、
市内のホテルに泊まった。

はやく帰って仕事だと決めて早朝にチェックアウトを済ませている時、
ロビーに目をやると大きな絵画が飾ってある。

よくある風景だが、
女性の美しいラインで描かれていてなんとなく眺めていると、
これは工藤村正先生の作品ではないかと感じた。

近寄ってマジマジと眺めているとサインがあり、
MURAMASA KUDO
とある。

こんなタイミングで出会えるとは。
あゝ、そいういえば先生はお元気だろうか、
個展に足を運んでいなかった。

先生にもご連絡させていただき、
お世話になったマリさんにもご連絡させて頂いた。

あれから20年の歳月が流れたんだな。

自分の人生に大きな影響を与えてくれたお二人に
ただただ感謝の念が湧いてくる。





[PR]

# by officemigi | 2017-12-25 13:16 | 林建次の日々 | Comments(0)

現場2

現場。潜る。

震災の時、液状化で崩れた地下に潜った彼らは
自分に言い聞かせるように口々にこう言っていたという。

「やるしかねぇんだよ」

b0119854_20495189.jpg
b0119854_20495134.jpg


b0119854_20495286.jpg
b0119854_20495273.jpg




[PR]

# by officemigi | 2017-11-08 20:50 | 林建次の日々 | Comments(0)

現場へ。

先月からとある現場へ張りつく。


311の震災で地下に埋まっている配管がすべて寸断されて、

稼働しなくなった大手食品工場があった。


復旧どころではなく逃げ出す業者が続出する中、

震災翌日から着手し、わずか6日で一部を仮稼働させたという

少数精鋭の職人たちがいた。


彼らは工場の外から穴を掘って

見たこともないような害虫だらけの地下壕内部へ潜り込み、

強烈な異臭がただよう汚水で胸までつかりながら突き進み、

引き裂かれた配管を手探りでひとつづつ探り当てるのだ。


そして、大きな余震で音を立てて揺れる暗闇の中で、

すべての配管を繋ぎとめた。

以後、工場が完全復旧まで従事する。


断ることもできなのではないか。

危険を顧みなかったのか。

せめて状況が落ち着くまで待機してもよかったのではないか。

それとも、望んで請け負ったのか。


そんな問いかけに、笑いながら答える。


「そりゃあ、やりたくないですよ。できるならもう二度とやりたくない。

でも誰もやらないんだから、やるしかないじゃない。困っているんだからさ」


誰もやらないからといってやれるのもでもないだろう。


なぜ、出来たのか。

危険を犯してでもやり遂げる強い動機が他にあったのか。

例えば、

「震災で苦しんでいる人たちのために」

というモチベーションだったのか。


なくはないが、それは結果論だという。

結果、ああよかったね、だという。

つまり大義名分は彼らのモチベーションにはなっていない。


では何がそうさせたのか。

何度も喰い下がって数人の職人たちに聞いてみたが、

言回しは違うにせよ、媚びへつらうことなく答えは皆同じだった。


「俺たちの仕事だから…」


今の現場は当時の状況と比べれば何てことはないのだろう。
ただ彼らの息遣いを感じていく中で

「仕事だから…」と言う意味が少しだけ解ったような気がした。

b0119854_18501904.jpg
b0119854_18501993.jpg

b0119854_18501912.jpg
b0119854_18501982.jpg
b0119854_18501845.jpg
b0119854_18501898.jpg
b0119854_18470314.jpg
b0119854_18470250.jpg
b0119854_18470150.jpg
b0119854_18501812.jpg
b0119854_18501867.jpg



[PR]

# by officemigi | 2017-10-30 18:54 | 林建次の日々 | Comments(0)