【オフィスミギ】晴れ男なものですから

トレーナー大嶋宏成

初代刺青ボクサーとして、人気を集めた大嶋宏成が引退して、シャイアン山本ジムのトレーナーとなり、しばらくたった。

元来、面倒見がよく、親分肌の大嶋にとって、トレーナーという役割は適任ともいえる。

しかし、華々しいスポットを浴び、多くのファンに見守られたリングの上での経験は、この裏方の仕事を受け入れることを阻むことはないのだろうか。

その心配も一気に吹き飛ぶトレーナー振りを目の当たりにした。

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シャイアン山本ジムの興行で指導している選手が出場した試合では、丁寧に声をかけ、選手の身体の動きを冷静に追い、的確に指示を出す大嶋の姿がそこにあった。

リングを降りてからの成長は、自分にしかわからない。
その一つ一つをかみ締めながら、日々自分を見つめ、自分の的確な役割を見つけてほしい。

そう願いながら、林はシャッターを切った。

ボクサーとしての大嶋宏成からトレーナーに転身し、これまでと同じようにリングでも社会でも活躍してする姿を追い続けたい。
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# by officemigi | 2007-07-17 11:33 | ボクシング | Comments(0)

現役僧侶ボクサー釈尊全雄引退

仕事をしながら、プロボクサーとしてリングに上がる。

ボクサーにとっては当たり前のことだが、釈尊全雄(しゃくそんぜんゆう)は特別な職業を持っていた。

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神奈川県のお寺の一人息子として生まれ、家業を継ぐのは当然だと小さい頃から感じていた。

趣味は「お経」。
その朗々と唱えるお経を初めて聞いたときには感動した。

どうしてボクサーになったのか。

高校はイギリスに留学し、初めて親元を離れ、寮生活を体験する。グリーンが美しく、ゴルフ部に入ろうと楽しみにしていたが、夜、部屋にいるとジェイソンに襲われた。それが、部員集めの先輩からの歓迎の儀式と思うにはあまりにも恐すぎて、勧誘されるがまま、他の部活動へ入った。
もし、自分が強ければ、、、初めて弱い自分を悔いた。

そして、日本に帰ってきてからボクシングを始めた。
大学を卒業し、仏道を歩みながらも、ボクサーとしてリングに上がる。
いつの間にか、弱い自分のためではなく、自分を信頼してくれる人々を守るために強くなりたいと思った。

ついに、仕事も忙しくなり、引退を決意しなければならない。
そのための練習に余念はなかった。
今までで最高の試合。
確実に強くなっている。まだまだこれからの選手のような気がした。

この声援を、身体にしみこませて、これからは、仏道一筋となれるのだろうか?

試合後、案の定、また機会があったらやりたいと話していた。


数日後、田中光吉選手の引退式が行われた。最後の試合から2年経っていた。
この日に手渡す「激励賞」に添える言葉に悩んだ。

「おめでとうございます?お疲れ様?なんていえばいいの?」

とshioriが尋ねると、田中選手は

「ここはやっぱりご愁傷様でしょ」

と冗談とも、本気ともいえない言葉が返ってきた。

完全燃焼。田中選手のその言葉を聞いて、たとえタイトルが取れなくても幸せなボクサー生活だったのだとつくづく感じた。

林がタイに取材に行った大嶋記胤選手が、刺青が見えないように黒い長袖のTシャツに身を包み、田中選手のスパーリング相手に選ばれ、その引退の花を飾った。
記胤選手は、レーザーで治療を始め、日本のリングに上がれる可能性が出てきた。

来る者、去る者、戸惑う者、返り咲く者、いろんな人々が交差するリング。
一段と輝かしく見えた。
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# by officemigi | 2007-07-14 10:16 | 林建次の日々 | Comments(0)

演劇の力

先日(7/1)、偶然お目にかかった丹下一(たんげまこと)さんのお話をブログ上に「このお話は後日」と記入したところ、「まだ?」と催促のメールを頂きあせる。スンマセン。

熊野天女座で地元の人々が参加し、神楽の演出を担当されていることでshioriとつながった。
b0119854_10102346.jpg(写真:熊野天女座の舞台)

丹下さんの活動は幅広い。

俳優としてテレビや舞台や映画に出演するだけでなく、学校でのワークショップ、朗読、企業でのワークショック、子育て支援やドメスティックバイオレンスから脱出のためのワークショップなどなど。

自分をいかに演出するか。
それぞれの舞台にどう立つのか。
人生まるごと演劇である。

ぜひ一度、ワークショップや、天女座の神楽に参加したい。
この手法で心が明るい方に向かうのだろうか。
自分の知らない可能性を発見できるのだろうか。

shioriが演劇と出会ったのは、学生時代、研究室に入るための研修課題で、舞台ができるまでを追う撮影に取り組んだ。
今、写真を撮ることはないが、当時はうっかり間違えて写真を専攻していたのだ。
撮るテーマが決まらず、どうせなら、好きなものに近づく手段にしようと、当時の劇団さんじゅうまるの舞台に潜入。
渡辺えり子さんの演出法に度肝を抜かれた。

配役発表から、千秋楽まで、稽古も、舞台にも通い続けた。
差し入れしたダンキンドーナツのboxが小道具につかわれたときはとても嬉しかった。
すでに、人気劇団で、紀伊国屋ホールの階段は長い列を作り、その整備も手伝った。

人々の心に染み入る何かのために、苦悩し、感激しながら時を過ごしたあのころは、今の原点となっている。

千秋楽後の打ち上げは、美輪明弘さんの新宿2丁目のお店の閉店日を貸しきって行われた。
ゴージャスなお手洗いに緊張して、入ったものの、何もせずに出てきた記憶がある。

今回、林カメラマンとshioriが取り組む劇団MOPのドキュメンタリーは、東京では紀伊国屋ホールで上演される。
あのときの緊張がまた味わえるなんて、なんて幸せなことだろう。
演劇の力をたっぷり堪能したい。
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# by officemigi | 2007-07-06 10:06 | Comments(0)