【オフィスミギ】晴れ男なものですから

ボクサーだったSくん

昨日、後楽園ホールでは東日本新人王の準決勝が行われた。

そこで、ボクシングを引退したS君に会う。

S君との出会いは約7年前、彼が高校生のときだ。

migiはドキュメンタリーとして当時、人気を集めていた刺青ボクサー大嶋宏成に密着していた。

S君は大嶋選手に憧れ、逆境を乗り越え闘う姿に感動し、ボクサーになりたいとすでにジムに通っていた。

HPから、migiに連絡を頂き、大嶋選手のイベントに参加し、緊張したお面持ちで大嶋選手のようなボクサーになりたいと憧れのHEROと握手をした。

その後、プロテストを受ける16歳を向かえ、プロボクサーになった。

ちょうど1年前のこの東日本の新人王戦に取材で訪れたときのことだ。

プログラムを見て驚いた。あのS君が出場していたのだ。

はじめてあってから6年の月日がたっていた。

大嶋選手はすでに引退していたため、大嶋選手が残した息吹をしっかりと受け継いでいるS君のことがとても嬉しくてたまらず、控え室を訪ねた。

S君と目が合うと、彼は、名前を呼びながら、駆け寄ってくれた。
長い年月のブランクが一瞬にして消える。
少年だった彼は、いつの間にか立派なボクサーになっていた。

長身の彼はウェルター級という重たい階級でエントリー。
激戦を闘いぬいた。

ところが、その日の試合では信じがたい光景がリングの上で起こった。

ダウン後、意識がなく、どんどん体が固まっていくように見える。
担架が運び込まれ、病院へと直行。

悪夢だった。
6年ぶりの再会がこんなことになるとは。
その後、開頭手術をして、重体。

リングに上がる前に、私は大嶋くんや、彼を知っている数人に、「勝ったら、決勝戦は一緒に応援に行こう」とすでに連絡していたので、その結果を心待ちにしていた仲間に、この事態を報告することがとても辛かった。

しばらくして、ジムに様子を尋ねると、意識も戻り、命は取りとめたことを確認した。

昨日、1年前の出来事を思い出しながら、彼と同じジムの選手の試合を見ていた。
S君はどうしているのだろう。
あとで、ジムの方に聞いてみよう、としたところ、S君の姿が目に入った。

「あっ!」私は思わず駆け寄った。
彼は、笑みを浮かべながら、私の名前を呼んだ。
「こんにちは!今は社会人としてちゃんと働いてますよ」
特に後遺症は見られなかった。

それどころか、かつての仲間の応援に後楽園ホールにこれるような状態であることが嬉しかった。
全ての青春を賭けた場所を22歳という若さで失う。
始まったばかりの挑戦が、あっという間に終わってしまっても、しっかりと前を見つめ、踏ん張っている様子が嬉しかった。

連絡先を交換し、近々当時の懐かしいメンバーで会うことを約束した。
彼の新しい未来の話を早く聞きたい。            by shiori
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# by officemigi | 2007-09-28 09:36 | ボクシング | Comments(0)

9月24日を終えて

相澤国之の世界戦挑戦は終わった。

相澤選手が、試合後、自分の不甲斐なさに、人前で涙を流す様は今まで決してみることのない姿だった。

昨年、日本タイトルマッチに敗れたとき、初めて悔しいと感じるまで、ずば抜けたセンスが勝利の厳しさを教えることはなかった。

今回、試合直後からあふれ出す涙、負けて、控え室に戻る階段の踊り場で、思わず立ち止まり、壁に顔を突っ伏せて

「悔しい!情けない!情けなさ過ぎる」

腹の底からわきあがる声を発した。

薄暗い壁に、青いブローブをトントンと当てながら。

全く手が出なかった。

出なかったわけではなく、出させてもらえなかった。
パンチの恐さより、距離をとるうまさに追いつけなかった。

何もできないで終わった挑戦。

悔いばかりがこみ上げてくる。
自分に対する怒りが沸々と湧いてくる。

相澤が、本当にボクシングに目覚めた瞬間かもしれない。

この日のために準備してきたいろいろなことを思い出す。

各社スポンサーさま、三迫ジム関係者さま、ボクシング関係者さま、ほんとうにありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
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# by officemigi | 2007-09-25 09:28 | ボクシング | Comments(0)

相澤国之世界戦速報

相澤サイドからみたレポートです。悪しからず。

1R、2R 動きよく落ち着いてリングをうごきまわる。

3R ムニョスがいかにも重そうなパンチをおきにくる。
相澤、ヒッティングによる目の上カット。
4R 相澤のトランクスを触る悪い癖がではじめる。

5R 相澤のパンチあたりはじめる。

6R ムニョスのパンチを丁寧によけ、相澤のパンチがコツコツと当たる。

7R わっ!ムニョスが相澤のパンチでよろける。

8R ムニョスの猛攻。大振りのムニョスに小さいパンチをコツコツ当てるが手数が足りない相澤。

9R 相澤、ゴング直前タイミングで貰ったパンチでしりもちダウン。ダメージはないが。

10R 相澤、手数が少ない。ボディをもらう。

11R 大振りのムニョス、体力の消耗激しく相澤はいくしかない! もっと詰めて打て!

12R 相澤、もう倒すしかない! ムニョス、空振りの勢いあまりにスリップ。怒涛の攻防。

判定
3ー0 チャンピオンムニョス防衛。相澤完敗。
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# by officemigi | 2007-09-24 15:29 | ボクシング | Comments(0)