【オフィスミギ】晴れ男なものですから | |||||||||||||||||||||
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愛すべきカメラである。 4×5インチ。 構造はデジタルよりはるかにシンプルだが、 ティルトやライズ、スイングといった一般的な一眼にはない機能がある。 はじめて使った時、ピントグラスに写った被写体のディテールの 美しさといったら言葉もなかった。 ルーペをピントグラスにあてて、フォーカスを探るのに心は高ぶったものだ。 露出を計り、アングルとフォーカスを定め、F値を決め、シャッターを閉じて、チャージする。 レリーズを押してシャッターを切る。 やたらと手間がかかる分、撮ったという実感は35mmやデジタルとはまた明らかに違う。 暗室においても35mmやブローニーはロールフィルムで歪曲するのだが、 シートフィルムである4×5は水平が保たれていて、ピントによる粒子の誤差は少ない。 何より、その粒子の美しさに惚れ惚れするのである。 ドキュメンタリーばかりだから、なにかと35mmだけかと思われがちですが、 結構独学で勉強していて、今でも、しっかり扱えます。 かつては、これでボクサーのポートレイトや、仕事で家具なんぞも撮ったものです。 ![]() ▲
by officemigi
| 2014-02-27 00:17
| 林建次の日々
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写真展なるものをやってみたくなった。 写真展は大阪の中津カンテグランテから始まり、 市ヶ谷のYAMAWAKIギャラリーが最後でもう9年になる。 これまでの撮ってきたものを一気に吐き出したくなった。 印刷とは違う、プリントの迫力というか。 とくにフィルムで撮ったものを暗室で、丁寧に焼いてみたい。 銀塩のあの粒子の荒さとか、そういったものを含めて、 大全紙で、あるいはもっと大きいサイズもトライしてみたい。 撮らせて頂いた「魂」みたいなものが、圧倒的に伝わったらと思う。 テキストも入れてみたい。 ボクサー、役者、アメフト、職人、神社仏閣、家族、他 その物語もふくめて、「PRAY」というテーマに直結するような。 その空間の中で自分が一番感じてみたいような気もする。 結果、自分史のようになるんじゃないかな。 思えば1997年3月から撮り始めたのだ。 十数年前、がむしゃらに撮って、夢中で明け方まで写真を焼いていた。 部屋の床が写真だらけで、足の踏み場のないくらいになって、 生み出された写真の中で突っ伏して寝るのが最高だったと思いだした。 来年以降にチャレンジしたいと思う。 ▲
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| 2014-02-24 00:06
| 林建次の日々
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堪えたのか風邪引いたらしく、ではありますが、 本日、打ち合わせにて、またあらたに模索しながら 取り組むことになりそうで、嬉しく思います。 撮る、書く、だけでなく、経験してきたことや学んだ事を しっかり生かしてきたいと思います。 なにより、与えられた環境に感謝です。 他、今取り組んでいる大切なことも、です。 ▲
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| 2014-02-19 00:50
| 林建次の日々
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なる方は、表向きには地に落ちたと言えるだろう。 なんだろうな。 生涯、嘘を突き通すにも、人望も必要なのかもしれないし、 孤独に耐える力も、そして絶対的な信念も、冷酷さも必要なんだろう、と思う。 力がなかったのかなんなのかはわからんけど、まぁ、かなりかっこ悪いかもな。 だからむしろ可哀想な人のようにも思う。 かっこ悪さも、徹底していれば、わりとかっこ良くなるかもしれんけど。 いったい、何が欲しかったのだろう。何を求めていたのだろう。 伝わってくる報道だけの判断で申し訳ないが、あらゆる事を含めて、 彼は「本物」の障害者だったのだと言わざるを得ない。 小説の世界の人物にしか過ぎないけれど、「羅生門」の下人がたまらなく好きだ。 どんな運命になろうとも、すくなくとも彼は覚悟して生きることを選んでいるからだ。 そういう意味において、私には尊敬する人がいた。 彼はあらゆる事に耐え、そして貫いたのだ、と今さらながらに思う。 ▲
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| 2014-02-16 04:01
| 林建次の日々
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水中写真家の中村征夫さんのトークイベントに参加。 写真雑誌の風の旅人の編集長の佐伯剛さんのトークもありました。 佐伯さんの写真に対する想いや、日本という国を見つめる視線は、 あらためて、一ミリもぶれない姿勢を貫いていることが深く理解でしました。 中村征夫さんの写真というより、レンズを通しての メッセージは心に響くものがあり、経験や年を重ねるからこそ、 見えるのもがあるんだということがよくわかり、 最終的に普遍的なことに思いを馳せるのだと思いました。 時間があればもっとお話したかったですが、 価値を時えお過せた事に感謝です。 ▲
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| 2014-02-09 23:11
| 林建次の日々
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ここ最近のこと。 日テレのドラマの件や、ある作曲家のことなど、 いろんな膿みが出てきているように思う。 大きな利益を生み出すだけの仕組みは、 この先まだ通用するのだろうか。 いろんな意見はあっていいと思うが、だ。 自分は今日、ある家族と楽しい時を過した。 ただただ、素敵だな、と心底思った。 嘘偽りなく、正直に、真っ直ぐに生きているからだ。 時として、人は失敗することもある。 それは、自分という人間も含めてだ。 それで、いいと思う。 そこから、どう誠実に生きれるか、だ。 あぁ、彼らはなんと勇気ある人間なのだ、思った。 ▲
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| 2014-02-08 03:07
| 林建次の日々
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残念だと思うことがある。 しかし、それも人間なのだ。 完璧にできることなどないし、 不完全なのも自分も含めて人間なのだと思う。 家族とはなんだろう。 亡くなった人に対して心を寄せるこというのはなんだろう。 残された人は、そこから何を感じ、知り、学ぶのだろうと思う。 本当はなんなのだろう。 啀み合う事に、価値は見出せない。 人として向き合って喧嘩をするのならば、 それは価値ある事だと思う。 だからこそ、今日、大嶋記胤の講演を聞けてよかった。 その後の親睦会も素敵だった。 人は目を見て何かを語るものだと思う。 ヤクザだった男は、様々な試練を試されて、 今、家族を得て、なんでもない当たり前の日常が とてつもなくいとおしく、幸せだという。 そう感じる理由も、今日の最後でよく分かった。 やはり、優しさだと思う。 正直さだと思う。 生き様だと思う。 今日の最後はたくさんの涙を見た。 いい意味での涙だった。 あの男の真っ直ぐさ、生きることの情熱、 そして真剣に向き合ったからこそだと思う。 さて俺は、だ。 やるべきことは決まっている。 結果を出して、伝えたい方々がいる。 そう強く思った。 ▲
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| 2014-02-01 23:09
| 林建次の日々
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祖母と父を想う。 寂しさとか、そういうことでなない。 むこうにも世界があるとしたら、二人はもう会えたのだろうか。 などと思う。 さらには若くして亡くなった祖父にも会えたのだろうか。 とも思う。 だとしたら、以外と楽しいのしいのではないのだろうか。 三人が笑ってくれていたらいいなと思う。 そんな具合に考える。 住んだ場所でばないが、 小倉と門司は自分の故郷だといっていいだろう。 ▲
by officemigi
| 2014-02-01 02:13
| 林建次の日々
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