【オフィスミギ】晴れ男なものですから | |||||||||||||||
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![]() ヴィレバンの手書きポップ。 揺るがない「熱さ」 人間の心の奥を動かすにはフィクションじゃダメなんだ。 実話だからこそ生まれるこの「熱さ」 ヴィレッジバンガード吉祥寺店は東急デパートの裏にあります。地下1階。店長の内に秘める炎を見つけました。 ありがとうございます。 ▲
by officemigi
| 2009-09-22 14:07
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「生きるために人は夢を見る」の本の中でも巻頭の一文と、最後のコハちゃん以降の文章は、林カメラマンが執筆していましたが、この度、雑誌に初登場!! 今、発売中のボクシングマガジン10月号は升田貴久選手の世界戦の記事P58〜。 そして、今週木曜発売のスポーツ雑誌Numberの後からパラパラめくった「メディアウォッチング」というページにも書いてます! ぜひ、ご覧ください。 ▲
by officemigi
| 2009-09-15 20:19
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泉谷しげるさんとフライングキッズの浜崎さんのライブに行ってきた。 今日はタマシイの叫びを全身に浴びた。 凄かったなぁ。 2人とも。 震えちまいました。 あんな、すげぇじじぃにはまだまだほど遠いっすねぇ。 泣けてきました。 写真もそうだけど、巧いヘタなんて、究極、どーでもいいよなぁ。 テクニックって必要だけど、それはメインじゃなっくて、あくまでも隠し味。 スパイスなんでね。 そんなもの,超越したもんがやっぱり震えちまうんだ。 ただ、豪快なだけじゃなく、優しさも、繊細さも、ダメな男加減もあって。 やっぱり、生き様なのか。 『必死』で美しかった。 言霊のもつ力を久しぶりに感じた。 あんな人たちと、どんど関わって自分のタマシイのステージ上げなきゃいけないんだって。 焦るな、俺。 ▲
by officemigi
| 2009-09-12 02:42
| 林建次の日々
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![]() ![]() 試合はタイのチェンマイ、野外の特設リング。昼下がりの時間帯で蒸し暑い。 1回からポンサクレックのプレッシャーが強い。ポンサクレックも決して調子がいいとは言えないが、 それ以上にやはり升田くんの状態がよくない。あのワンディ・シンワンチャー戦で魅せた、 抜群のフットワークと距離感が見られない。切れのいいジャブも影を潜める。 ポンサクレックに簡単に距離を詰められてしまい、避けたかった接近戦に持ち込まれてしまう。 1回終了時点で射場トレーナーが升田くんの異常を察知した。 攻め込まれたにしても、決定的なパンチは貰っていなかったが、すでに升田くんの意識が朦朧としている。 厳し減量の影響だった。試合前の血圧は90だった。脳に血が巡っていない。 危険だ。しかし、この時点で終わらせるわけにはいかない。 勝つためにここまでやって来たのだ。 射場トレーナーは、升田くんの安全を考えて、 どこまで戦わすべきなのかギリギリの判断をしなければならなかった。 ![]() ![]() 2回、ポンサクレックはさらにプレッシャーを強める。 強烈なブローでダウンを奪われた。 だが、升田くんは必死でこの回を耐え抜いて生き残った。 しかしこれ以降、升田くんはさらに下降してゆく。 ポンサクレックは勝てると確信したのか笑みを浮かべ、余裕すら感じられる。 5回、ポンサクレックのワンサイドの状況で升田くんの手数がさらに少なくなる。 もはや升田くんはボクサーとしての本能だけで戦っている状態だ。自ら試合を投げることはない。 これ以上は危険だと感じた射場トレーナーが「この回を最後にするぞ」そう言って升田くんを送り出した。 6回、升田くんも瞬間、渾身のパンチを振るうが空を切ってしまう。 そしてポンサクレックの強烈な連打を浴びて升田くんがゆらゆらとロープに追い込まれる。 まったく応戦することが出来ず、ただ必死でガードを固めて耐え続ける。 ポンサクレックは仕留めようと冷静に升田くんの動きを見ている。 アッパーで懸命に踏ん張っていた糸が断ち切られ、スローモーションのようにマットに沈んだ。 レフリーが試合を止めた。6回TKO。 ![]() ![]() ![]() ![]() ニュートラルコーナーに担がれた時、うわ言のようにこんなことを言っていたらしい。 「ここ、タイなの?試合は?ポンサクレックは?」 限界を超えた身体は悲鳴をあげて倒れたが、 薄れていく意識の中で、ボクサーとしての本能はまだ闘おうとしている。 ![]() それを射場くんから聞いた時、切なくなった。 こんな状態でも、やはり勝とうとしていたのだ。 あり得ない減量で、エネルギーの全てを費やしてしまった。 言い訳になってしまうかもしれないが、リングに上がれる状態ではなかった。 しかし、升田くんはすぐに再起を宣言した。 最高の状態で自分のボクシングがどこまで通用するのか試したい。 そのために階級を3つ上げると言っていた。 その目は敗戦のショックを振り払い、真直ぐに前だけを向いていた。 まだ、終わらない。 ▲
by officemigi
| 2009-09-04 18:49
| 林建次の日々
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随分遅くなりましたが報告します。 8月28日 タイ チェンマイにて WBC世界フライ級タイトルマッチ(暫定) チャンピオン ポンサクレック・ウォンジョンカム 対 挑戦者 升田貴久 6回TKOで升田くんが敗れた。 高校を中退し、世界チャンピオンを志して14年。 2度の引退を経ても、諦めずに求め続けてやっと辿り着いたリングだった。 升田くんはフライ級ではあまりに厳しい減量のために、次は階級を2つ上げて闘うつもりだった。 そんな時、突然のチャンピオンから世界戦のオファー。 過去に17度の防衛を果たした名チャンピオン。 敵地のタイでのタイトルマッチ。経験したことのない蒸し暑い野外のリング。 試合は準備期間の全くない1ヶ月後。 そしてフライ級での減量。 勝てる要素を見つけるのもむずかしい。でも升田くんは迷うことはなかった。 それはこの名王者に勝つことで、内藤大助や亀田興毅とのビッグマッチが約束されているから。 しかし最高のモチベーションであっても、限界を超えた減量は尋常ではなかった。 170cmの身長で一ヶ月で約62kgから50.8kgまで落とさなければならない。 真夏の季節にジムの窓を閉め切って、さらにストーブを炊いて蒸し風呂状態でサンドバッグを 叩いていた。外が冷房なのかと錯覚してしまうほどだった。 ![]() ジムの中にいるだけでのどがカラカラに乾いてしまうが、升田くんは当然のようにうがいしかしない。 でも、これだけやっても、もう汗がほとんどでない。200グラムから300グラムしか落ちないのだ。 汗をかいて体温を下げることが出来ないので、練習後にアイスノンを全身に貼付けて身体を冷やす。 冷たいシャワーを浴びてしまうと、それだけで皮膚から水分を吸ってしまい、必死で落とした数百グラム が戻るどころか、超えてしまうからだった。 計量まで一週間を切ったところでほぼ絶食。あと約3kg弱。 もう、動いても落ちない。 乾ききった口にガムを噛んでは唾液を吐き出す。そして、うがいをする。 升田くんはタイに向かう前に400ccの血を抜いた。 成田〜バンコク〜チェンマイとほぼ移動に1日を費やした。 ホテルについて横になる。 あと数時間後の計量までなんとか耐えてほしい。 ![]() ![]() ![]() 計量は無事にパス。 ようやく水分と食事にありつける。 しばらく休んで軽く動くことにした。 体調を確かめながらシャドーする。 ベストとは言いがたいが、とにかく明日までに少しでも回復してほしい、そう祈るばかりだった。 ![]() ![]() ![]() ▲
by officemigi
| 2009-09-04 12:43
| 林建次の日々
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