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【オフィスミギ】晴れ男なものですから

カテゴリ:林建次の日々( 625 )


5月4日

ちょっと前のことである。
私の身体についての仕事のスタンスの諸々の話になり
「覚悟はあるのか」
と問われたように思う。

悪意があるわけでなはい。
しかし、覚悟あってこの仕事を選んでいるのはとっくに話したはずだった。
まったく別の想いがあるにせよ、結局伝わってない、ということなのかもしれない。



人は目に見えるのもには反応するものだが、見えずらいもの、または見えないものには想像はしてみても、本当の意味で理解するのは自分も含めてなかなか難しいことなのかもしれない。


以前、ともに障害を患う夫婦の取材をしたことがあった。
彼らは見た目には分からない「音」を感じることが出来ない、
つまり聴こえない、聴覚障害を持っていた。
手話を交えながら本質を聞いていくうちに、勝手な想像はできても自分には体感できない領域で生きていることに気づかされた。


ふたりが望むべくは、ただ、人並みであろうとすること。


社会で生きいくために、それを意識的に、また潜在的に改善、克服しなければならないことがたくさんある。

その一つに、最低限、自分が生きていくフィールドにおいて抱えている問題を理解してもらう努力をしななければならない、ということがある。これまでに、そういうことはあまりしてこなかったように思う。


自分がいまだに写真なるものを続けている理由は、惨めなままでは終われない、という想いがすべてだった。そもそもセンスも才能もなかったけども。何としてでもという想いの反動として、後先考えずに行動した。若さゆえに相当わがままだったし、生意気だったと思う。


写真は私の右腕でしてね。

そもそも自分を写するとかはまったくやんないけど、なるほど、撮ってみると面白いもんだな。

愛着が湧いてくるね。


枝のように細いのだが、夏でも長袖を着ている。あまりみられたくないという小さな自分もいるのだが、それ以上に発汗が多く、クーラにあたれば飛び上がるほど痛んでしまう。その長袖の下にもサポーターを巻かなければならないのが日常で、さらに肩や頚椎にも響いてくるから、夏でも多くはストールがなければとてもじゃないがまともに人の話も聞けないくらいになることもある。
そして若干握れる右手には日常的にほとんどスマホを握っている。撮影中もだ。というのは、角ばった部分をあてがいながら握っていると抱えている痛みが若干和らぐからという理由で。決して、スマホで遠隔操作してシャッターを切っているわけでないのでして。
引き抜き損傷、上腕神経叢麻痺、という複合的な損傷で肩関節というのはすでに存在しない。
腕の不自由さ以上に、抱えてしまった痛みと日々どう向き合っていくかが重要で、時として気力まで削ぎ落とされてしまう、厄介なもの。


要は、特別に扱ってほしい、ということではなく、あゝ、そうなんだ、で十分でして。

具合悪い時はさっさと帰るし、あゝ、そいういことなんだとご理解して頂ければありがたいかな。


これまでにそれがわからなくて嫌な想いをした人もたくさんいると思うので。


いろんな意見や考えは存在するし、それを否定するつもりもないです。

それぞれの主観だからね。

よくも悪くも、そいういのもを受け入れながら社会と向き合っていかなければならないし、それが生きていく上で課せられていることだと認識している。まぁ、それが当たり前っちゃ当たり前なんでして。


ん、なんか重たい感じだが、令和になったんで、まぁいいかな。


黙って受け入れてくれてる方々には本当にありがたく思っております。感謝、感謝。
いつもと変わらず粛々と。

そんなんで、どうぞよろしゅう。


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by officemigi | 2019-05-04 21:35 | 林建次の日々 | Comments(0)

話す、伝える

今日はいろんなことを想いを込めて伝えてきた。

やはりその頃の自分に重ねて観ていたりするしね。

ものすごく熱を込めて話してきたけど、
本質ってやつが伝わっていたらいいな、と思う。









by officemigi | 2019-04-11 21:31 | 林建次の日々 | Comments(0)

帰路

久々に後楽園ホールへ。


富岡哲也がランキングを奪いにいく試合。
残念な結果だった。



いつももようにふらりホールを出て熱を冷ましながらあれこれと想う。

実力差があった、とは思えない。惜しい試合でもなかった。

「何か」が足りないのだろうか、あるいは失ってしまったのか。
勝ち癖、負け癖、とかそいう表現をすることがある。


富岡哲也を指導する射場さんは、現役時代、連敗に連敗を重ねたという。

それこそ、負け癖、の渦中にいたリングへ上がるとき、

トレーナーに掛けられた一言で射場さんは覚醒した。


「射場、ブッ飛ばしにいこうぜ」


そうだ、単純なことなのだ、と思ったという。
ブッ飛ばしてやる。


以降、射場さんは「ブッ飛ばし」続けて、一気にランキングを駆け上がり日本のトップコンテンダーとなる。



後楽園ホールという聖地はボクサーが「何か」を捨て身で奪いにいく様を観る場所だと思う。

ごく稀に現実離れした「何か」をみせつけられたとき、嫉妬も入り混じった感動を得ることができる。


人それぞれの、または自分にとっての「何か」。

それは果たして何だろうなぁ、と神田川を眺めながら帰路についた。


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by officemigi | 2019-04-08 10:56 | 林建次の日々 | Comments(0)

3/27

心底感謝しなければならない。


それは言葉でなく、もし与えられたとしたら想像以上の結果を出すこと。

今日、偉大なる男の背中はあまりも孤高で、憂さを漂わせていた。


本能としてご自身の遺伝子を残したいと思っていらっしゃるのだろう。

なんて人だろう。美しい。


嗚呼、しかし、今日は酷く痛む。


そう、ここ数ヶ月の違和感を感じてた理由が分かった。

そうか。感じたままでいいということ。

腑に落ちるね。




by officemigi | 2019-03-28 00:37 | 林建次の日々 | Comments(0)

3月14日

さて。

二週間ばかりの母の滞在はなかなか濃いものでした。

元来、おとぼけな感じの浮世離れした人ですが、
それはもともとなのか、それとも、と思うこともあり、
実に笑えるのであるが(笑えないな)
年を重ねると、なんだか子供に戻っておいくようで可愛らしくもあり。
何より、大病もせずにいてくれることが本当に有難いとも思う。

自分が生まれた神戸で合流して神社、仏閣を巡って東京へ。
母は仏画を懸命に描いている。
想いを込めて描いた仏画が5点部屋に飾ってる。

感謝。とても嬉しく思う。
それだけでもう十分だな。







by officemigi | 2019-03-15 00:09 | 林建次の日々 | Comments(0)

2019



あけましておめでとうございます。

昨年はとてもタイトな1年でしたが、それはとても有難く、多くの方々に感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。


10年、20年とひとつひとつ積み重ねてようやく感じることができることもあるし、
けど、まだまだ遠く感じることたくさんあります。

必死で乗り切ってきたことが自分にとって大事な引き出しになっていたり、
失敗や後悔、厳しいことや、もう会えなくなった人でも今の自分をつくってきた大切な体験であり、
そういうのも含めて、肩書きとか流行でなく、自分にとって大切なもの、
素晴らしいと思えるものを残していきたい。

先日、心の師でもある方の言葉が響きました。
「自分の寿命よりも長生きする写真を残すこと」

ある時期を誰かの人生と並走してその息遣いを感じながら、
誰もみていないけど命というかそういうものが瞬間眩く輝やくとき、
震えるほど感動する。なんて美しい魂なんだろうと。

今も昔もよく言われることがあります。
いいとことしか撮っていない、とか。

そうです、と答えます。

こんなに素晴らしいことろはあるけど、こんなにダメなこともあるじゃないか
ではなくて、その逆を感じたい。

人間は(自分)本当に弱いです。醜くて汚いことも考えるし、疑ったり、
誰かと比べて安心したり妬んだり。誰でも大なり小なりあることだと思う。
でも、弱さに向き合って
だから綺麗な心を持つことができるし、美しくなれるんじゃないかと思います。

昨年、撮影中に母が意識ない状態で搬送されたと連絡があり(無事でしがた)
いろんなことを覚悟したと同時に、真っ先に思い浮かぶひとがいました。
こんなときこそ潜在的に自分がどうあるのかを知るものです。

何がどうということはないけれど、ただ、そういう自分を否定することなく、大事に受け入れていこうと思います。

時代は変わっていきますね。
やるべきこと、たくさんあります。
またひとつひとつ積み上げていくだけです。

皆様にとって素晴らしい1年でありますように。



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by officemigi | 2019-01-01 19:37 | 林建次の日々 | Comments(0)

キャンドルナイと写真展。

キャンドルナイトは写真展のみならず、
今回のトークの前後にライブや、声明などがありました。

トークのほうは寺田冷機社長と早水住職、自分というかたちです。

その前後の弾き語りを鈴にお願いした。やはり、聖域でのライブは素晴らしく響いた。
最後に南風815という曲を披露してくれた。

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展示のほうは1日目と2日目でレイアウトを変えた。
一般的な展示の方法ではなく、自由な発想で楽しんだ。
B0サイズ11点、B1サイズ5点という迫力は、本妙院の境内に
素直に馴染んでいて、想像以上のエネルギー体になっていて良かったと思う。

かなりタイトだったのと準備不足で告知が遅れていましたが、
読売新聞に記事がでたことで、2日目早々から足を運んでくださる方々もたくさん
いらしていただきました。

その中でなにより印象的だったのは、おそらくは50歳代の女性の方。

彼女はひとつひとつの写真を喰い入るように観ていました。

そして彼女はわたしのところへ来て、
感情そのままに泣きながら想いを伝えてくれました。

「初めて「生きている」人間の写真を観ました。
いろんな感情が一気に溢れ出して、亡くなった夫を思い起こさせせてくれました。
明確な姿で。
夫がなくなってからは無味乾燥な日々でしたけど、何か沸き起こるようなものを頂けたように思います。
上手くは伝えられないのですが、ここに来れて本当によかった。ありがとうございました」

号泣といってよかった。

お寺という磁場と見えない場所で必死で格闘している職人たちの熱のようなものを
感じ取って、自身の心の奥底にある「何か」に触れたのだろう。

そういえば、以前にもこんなことがあったね。

このことだけでも、写真展をした価値があったのだ、と思った。

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by officemigi | 2018-06-04 09:39 | 林建次の日々 | Comments(2)

キャンドルナイト イン 本妙院

明日、太田区は池上にある本妙院にてキャンドルナイト開催です。
このイベントの一環として写真展します。

境内をB0サイズの写真で埋め尽くします。
かの震災において活躍した稀有な職人集団の愚直なる生き方。
危険を冒してまでも貫き徹した彼らの本質とは。
彼らにとって、仕事とは。生きるとは。 

この写真展において、書家、遠藤夕幻の作品「祈」も展示します。
この書は彼がわたしのために書いてくれたもの。
この書をシンクロさせながら彼ら職人の物語を観ていただければうれしいね。

また写真展のみならず、境内での鈴康寛の弾き語りや、影絵パフォーマンスなどあり、竹を炭にしてランタンを造り、本妙院をキャンドルで彩ります。

その幻想的な空間で鈴康寛がかの戦争で最愛の人を失って生き続けたある老婆の物語を唄います。弾き語りの後、本妙院、早水文秀住職による声明法要が行われます。

写真展も是非にですが、さらにはこのイベント自体を楽しんでいただければと思います。

何かと告知が遅れたのも、京都でちょいと身体を痛めてしまいましたので、、、、。
どうぞ、お許しを!



本妙院

大田区池上1−33−5

池上本門寺総門前、池上小学校の隣です。


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by officemigi | 2018-06-01 22:31 | 林建次の日々 | Comments(0)

思い出す。

今、同時に齷齪とね、やってる。


優先順位とか考えて、でも、気になるし、でね。


そんなんで、ちょっと目処がついて、ほっとして、

じゃ、夕飯の食材買いに出かけてその前に本屋寄って

思いつくままに、三冊買った。


で、食材買って、野菜をたくさん摂って明日の分も作っといて、

で、食べて。


音楽一切聴かないで、自分が行動する物音とかをたしなんで、ね、これがいい。


で、ちょっと休憩とばかりに本読んでだら、思い出した。


もう何年だっけ、2007年かな。


市ヶ谷の山脇ギャラリーってとこで写真展やったのさ。

当時は出版するのが前提で一年前におさえてた。


結構広くてさ、本当に大変だったけど、

B0サイズを4点かな。


ガラス張りの靖国通りにアピールするかの如く張り出して、

お世話になったファイティングロード社長からサンドバックを4基も

借りて、そこに大四つの写真をベタベタ貼りつけたりして。

なんじゃこらという感じだけど、その奥にパーテーションで

張り巡らされた四角い部屋がをつくって、その四方の壁に

300カットの大四つの写真を埋め尽くした。


選手ごとの物語を描くように、ひとりにつき20点ぐらいかな。

家族写真、仕事場、リングへ上がり前の静寂な時、諸々。


そんで、その部屋の中央には畳二畳を合わせて、

その上に白いマットを引いてさ、一応リングということにした。


天井に吊るされたスポットライトは四方の壁の写真にも

向けられているんだけど、さらに追加して、その白いリングに向けて

たくさんのスポットライトを浴びせた。

そう、まさしく後楽園ホールみたいにさ。


で、その真上に長編2メートルの写真を天井と並行に

ピアノ線で吊るしてまるで宙に浮いてるかのようにした。


ようは四方の壁の写真に圧倒されていると

ついそのリング的なものに腰掛けたくなり、

腰掛けると、寝転びたくなり、

寝転ぶと、天井に吊るされた写真に出くわすという、ね。


後楽園のリングのようにバンバンスポットライトを浴びた状態でさ、

しかも白いから、レフ板のようになって、その天井の写真が浮かび上がるわけで。


その天井に浮かんだ写真はコラージュで、

必死でサンドバッグ叩いてる写真もあれば、

家族や友人、恋人とか支えてくれる人たちの写真だったりね。


寝てる場合じゃない、立て!立つんだ!的なさ。笑


で、起き上がると、ノートがあって

感想書いてね、って具合で楽しかったな。

宣伝下手だったけど、人が人を呼んでさ。


で、初日だったかな。

靖国通りで、赤ちゃんだっこしてる家族があって(ボクサーの)

それで入ってきたおばちゃんが、すごく熱心に観てくれてるのね。

なんだろね、泣きながら観ているんだ。

で、頃合い見て話しかけてきてれたの。

あれこれ褒めてくれたんだどそれはそれでね、

最後に彼女はこう言ったんだ。


「みんなチャンピオン目指しているんだろうけれども、

なっても、なれなくてもいい。

愛する人たちに支えられているって素敵ですね。

もし、息子が生きていたなら、きっとこんな眩しい青春を送っていたのでしょうね」







by officemigi | 2018-05-09 22:17 | 林建次の日々 | Comments(0)

4/29

急遽ですが、6月2日、3日とイベントに合わせて

写真展をさせて頂くことになりました。

詳細はまたお知らせします。


今取り組んでいる企画をふたつ同時に抱えているのと

時間がないという状況で辞退しようか、

という気持ちにもなりましたが。


お寺の境内の中での展示という素晴らしい環境。

写真製作にあたりご協賛が得られたということ。

これは本当に感謝しかないです。


けどなにより、モチベーションは普段誰にも分からない場所で

格闘する愚直な生き方を伝えたい、知って頂きたい、という想いからかな。


そうだな、かつて自分の想いでいっぱいだった頃とは

ちょっと違ってきたかもな。



それはそれで、この2月から強い想いで撮らせていただいている

プログレスの菊田代表のドキュメントもかなりハードだな。

社員100人を超えても、大きな収入を得ても、

衰えることない情熱というのか、その奥底にあるもの。

悪戦苦闘ではあるけれど、とてもいい時間を頂いている。

多分7月の半ばから8月までこもってひたすら書くことになるのだろうな。


その間に京大アメフトの選手たちと短期集中で向き合って1冊仕上げる。


なので5月は相当やらなくちゃね。


なんで、明日門司港まで行って法事を済ませたら、

すぐに戻って3つ同時にっていうね。



さ、寝よう。



by officemigi | 2018-04-30 01:47 | 林建次の日々 | Comments(0)