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【オフィスミギ】晴れ男なものですから

904 shim


川崎に移住してからコロナも一旦落ち着いてた頃のように思います。下北沢の頃のように呑むことは無くなったものの密やかに通う「輪」というbarがあり、オーナーは年齢も近く音楽や人間臭い話も好きな方で、私は粛々と通うのであります。


 shimさんと出会ったのは「輪」で独りで呑んでるときでした。昨年の夏頃であろうか。背が高くギターを抱えてやってきたのですが、ちょろっと話したくらいで、ビール一杯呑んでサッと帰ってく。

「shimっていうんだ。地元ではながい付き合いでね。これはshimのCDだよ」

 カウンターにて遠慮がちに飾られてあり、どうやら販売されてるらしい。

とりあえず聴かせて欲しいとお願いした。正直、特に期待はせずに呑みながらぼんやり聴いていたのだが、なんかいい。ちょっとニック・ドレイクのようなフレーズを感じさせられた。ニック・ドレイクは研ぎ済まされたある種の狂気が滲んでいて短命の美学に昇華されているけれど、shimさんは繊細で不器用かもだが、そこに向きあってひたすら積み重ねていったからこその重さというか、そういう体温を感じさせてくれた。これはいいかもしれない。私はその場でCDを買う訳です。それから、うちでも呑んだり話したりするようになって、じゃあ、撮ってみようかって。



shimってう名は、本名でね。
シム・スソク。
彼のアイデンティティー。

904って曲はそういうことかもね。

これはドキュメンタリーだと思ってもらって構わない。

アルバムにはそういう想いが潜在的に入っているんだろうなって感じてる。


先日のイベントのライブにも参加していただきました。

そう、決して器用な人間ではない、だからこそ彼らしい、素晴らしい演奏だった。




これね。聴いてみてよ。

904 shim


904  shim_b0119854_12570367.jpg





by officemigi | 2021-03-01 12:53 | 林建次の日々 | Comments(0)
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