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【オフィスミギ】晴れ男なものですから

向日葵 鈴康寛  labo yoyogi


鈴と出会ったのは2000年あたりだったろう。


映画「アンチェイン」で豊田利晃監督を取材した流れで、

俳優として豊田監督のデビュー作である「ポルノスター」に

出演していた鈴を知り、どういう流れだったか忘れたけれど、

豊田監督らと一緒に鈴のライブに行った記憶がある。


個性派揃いのプロダクションに所属していて、当時の社長から、

普通じゃない宣材写真を撮ってくれということで、

随分とまぁむちゃくちゃな撮影をして楽しんでいた記憶もある。


当時から存在感があり過ぎるというか、

眼の奥にある種の「狂気」みたいなものを漂わせていていた。


当然、優しさをたずさえた人間でもあって、その振り幅が魅力だった。


「帰省」という曲を日テレのドラマの主題歌として楽曲提供するなど、

シンガーソングライターとしての実力も評価されていた。


それから永らく会うことはなくなったが、

俳優を掛け持つのは止めたという話を聞いたような気がする。



この「向日葵」は、鈴と10年ぶりぐらいに再会したときに聴いた曲。

小さくてアットホームなカフェバーのようなところで演奏していた。

久しぶりに再会した彼がこれまでをどんな想いで生きてきたのか、

を感じることができる素晴らしい演奏だった。


そして「向日葵」をきいたとき、多分、もう会うことがないであろう誰かの顔が浮かんだ。

なみだが溢れてきた。

おそらく、ひとそれぞれの「何か」にふれてしまうんだろうな。


「向日葵」は、鈴が敬愛する祖父に宛てた曲だという。
詳しい話は聞いていないが、それは知らなくていいように想った。

向日葵

詞 曲 鈴康寛

ギター 宮崎達也
パーカッション 前田卓次
キーボード 坂下 正俊 (Manzo Jp)




by officemigi | 2017-08-29 21:34 | 林建次の日々 | Comments(2)
Commented by capri at 2017-11-14 23:21 x
初めまして。鈴をプロモーションしていたレコード会社のものです。
すみません。順序が後先になりましたが、こちらの記事リンクを貼らせていただきました。
この曲を紹介したかったのと、記事がとても素敵な紹介だったので。
同じ気持ちで楽曲を聞きました。ありがとうございます。
Commented by officemigi at 2017-11-15 01:16
ありがとうございます!鈴はたまらん経験して本物のアーティストになってます。これからの時代にこそ出てきて欲しいし、もっと多くの人たちに聴いてもらいたいです。どうぞ、よろしくお願いします!!
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