【オフィスミギ】晴れ男なものですから

世界戦と今日の試合

先日の世界戦。


亀田選手、ほんとによく頑張ったと思います。


テレビの彼らは本当に生意気に見えるかもしれませんが

実際、非常に礼儀正しく、ボクシングだけに賭けてきた兄弟。

正直言うと、興毅選手には、辰吉さん、あるいは徳山さんのような

ボクサーとしての才能はないと思う。


それでも、絶対に勝つ。


今の力で内藤選手に絶対に勝つためにどうすればいいのか?

感情にまかせて、やみくもに打ち合っても勝てない。

当たって砕けろ、とか玉砕覚悟で。

勇気はいるけど、その方が楽だし、盛り上がる試合にはなると思う。

ある意味、震えるような瞬間があるのも事実。

でも、勝ちには繋がらない。


そんな試合をいくつも観て来た。


亀田選手は内藤選手に絶対に勝つために、いやでも自身の弱さにも向き合って

そうとう苦しんでいたんだと思う。

あれだけのメディアや世間の屈辱に耐えて、結果を出すことで見返してやると。

やはり、モチベーションが半端ではない。

派手なパフォーマンスはあまり好きではないけれど

本当に凄い奴だなと思いました。



負けたけど内藤選手も本当に凄い。

ここまでのし上がるのに、いくつもの試練に耐えて来た。

日本の恥とまでいわれた世界初挑戦の1RKO負け。

世間からそうささやかれても、

ひとつひとつ、勝ち続け、日本、東洋の王者となり

結局、3度目の挑戦で世界王者となった。



あの名チャンピオン徳山さんも、実力があるのに、在日ということでスポンサーがつかず、

多額のお借金をしてまでお金を集めて、やっと世界タイトルマッチにこぎ着ける。


「これで負けたら、夜逃げしような」


だからこそ、絶対に勝たねばならなかったし、実際に勝った。

ある程度のレベルに達していると、相手より絶対に勝つという気持ちを持ったものが、

絶対に諦めなかったものが、勝利を手にしていると思う。



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今日、山口真吾が無惨にKOで負けた。


もう一度、世界を目指しての復帰2戦目だった。




真吾には、他の人がどんなに努力しても持てないボクサーとしての華があった。

太陽のように眩しく輝いてみえた。

真吾と初めて会った時、こんな奴が世界をとるかもしれない、そう思った。

多くのひともそう感じてた。

僕はそれに魅せられて、撮り続けた。



いつも、試合前に真吾には多くのことを、僕なりに真剣に伝えていた。

時には、キツいことを言ってたかもしれない。

チャンピオンになって欲しい一心で。


ここ最近、僕自身に余裕なく、今回それをしなかった。


それを伝えたからといって、結果は変わらなかったのかもしれない。

でも、伝えきれんかったことに後悔してしまう。




試合後、放心の真吾に奥さんのあきさんと、

1歳になる息子が寄り添っていた。

あきさんは表向きには負けたことなど意に介さず、いつものように息子と笑っていた。

無事だったことが、なによりなのかもしれない。


家族。


真吾にとって、なによりも大切なもの。

それはボクサーとして生きて来たからこそ、手に入れたもの。


いいじゃないか。



帰り際、いつものように、あわただしくたたまれるリング。

今日だけは撮ることにした。


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by officemigi | 2009-12-01 03:07 | 林建次の日々 | Comments(3)
Commented by TAKU at 2009-12-01 08:13 x
ある程度のレベルに達していると、相手より絶対に勝つという気持ちを持ったものが、絶対に諦めなかったものが、勝利を手にしていると思う。

そうですね…僕もそう思います。仕事でも、勝負でも、気持ちが大切ですね。言うの容易く、実行するの無茶苦茶大変だけど。

信吾君残念でした。まだ続けてほしいです。
Commented by しょーちゃん at 2009-12-01 19:39 x
ボロボロに負けるのならば、やめた方がいいのに。
いつもそう思います。
見苦しい、暑苦しい、ボロボロになるまで求めて何がある?
見てられない。
まあ、見なきゃいいんですが…

虚しさしか伝わらない試合しかできないのならば、きっぱりとやめた方がいい気がする。
夢に付き合う人の気持ちにもなっていただきたい。
大切な人がボコされるのを見るのは気持ち良いはずがない。
たぶんね。
Commented by officemigi at 2009-12-02 05:43
takuさん
そーなのよ、言うのは簡単なんす。
takuちゃん、久しぶりに呑みてーなー。

しょーちゃん
ただ、中には夢という次元ではない人もいるかもしれない。
とことん求めて自身の何かを究めようとする人もいる。
ただ、その手段がボクシングだったとしたら、
周りから見ればそれはとてもつらいだけなんかもしれんです。
だから、誰がどうみてもヤバいと思ったら、
本人がどんなに望んでも絶対に止めなきゃならないですよね。

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