【オフィスミギ】晴れ男なものですから

おバカな話でしてね。

「この厳しいご時世なんですがねぇ。

最近じゃぁ、暗がりになると斬られるってぇのが怖くて家から一歩も出ないっていう輩どもがいるってぇのは本当かい?

そのくせ、あれだなぁ、それが欲しいだぁ、あれやってくれぇだの言いやがる。

誠にもって情けない話だねぇ」


いやぁ旦那、そいつぁ手厳しぃ。そりゃぁ皆さまぁ、命は惜しいものでしてねぇ。

人間なんざぁ、そんなところもあるんじゃぁございませんかぁ。

でぇ、そういう旦那わぁ、この暗がりでそんな勇んで一体何方へ行かれるんでぇございやしょうや」


「ぁあ、あたしゃぁ、この世で一番安泰なお屋敷へ行く途中でさぁ。

もし斬られちまったらぁ、元も子もないんでねぇ」


「はて。そいつぁ、旦那のおっしゃる輩どもと同じじゃぁございませんかぁ」


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気分転換にさらりと。


リスクを避けて闘う場所から降りてしまえば、

何を言っても説得力がないというおバカな話でしてね。


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# by officemigi | 2018-01-18 21:35 | 小話 | Comments(0)

記録しておこう。


元旦の初詣で帰りにフラフラ走っていたら、
笛吹峠という誠に懐かしい場所へ辿り着いた。

入りくんだカーブが連動していてバイクで走ると最高に楽しい。

ここは中学の同級生がバイク事故で亡くなった場所だったことを想い出した。
彼は高校の入学式でパンチパーマで現れて、なんだかんだで即退学。
とにかくやんちゃで派手で男前で華のある奴だったっけね。

棺に収まった彼は口元に笑みを湛えながら
今にも起きるんじゃないかっていうような、
悪い冗談だよっていうような、
安らかで綺麗な顔だったのを覚えている。

十六歳で夭折。
記憶の中で十六歳のまま。

タカツグよ、タカツグよ。
俺はわりと運よくてね。
いい歳になって齷齪と生きてるさ。








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# by officemigi | 2018-01-02 19:35 | 林建次の日々 | Comments(0)

明けましておめでとうございます。



大晦日は和氣慎吾の試合と撮ってデータ処理してから少し休んで、

深夜に初詣へ御嶽山をご神体とする金鑚神社 へ。


都心から2時間弱で行けるので丁度いい。

都心の神社は元旦にかけて大勢の人で賑わう。

そういうのも楽しくて悪くはないが、

ひっそりと自分と向き合うのが割と好きなもので

下北の諸々のお誘いを断って関越道へ。


埼玉県の児玉郡というそれこそ何もないような田舎だが

そういう場所で育ったというのもあるんだろうな、

街灯もない道を走っていくのも趣があっていい。


5時には着いたが明かりは灯っていてもまだ誰もいない。

おそらくは明るくなってから人が来だしたりするのだろう。

山の麓なので寒さは相当のものだが、こういう場所に来ると

不思議と身体の痛みはあまり感じなくなる。

深々と静まっており、森というか山の気配みないなのが心地いい。

拝殿へ行き手を合わせる。


金鑚神社は御嶽山がご神体で拝殿はあるが本殿というものがない。

初日の出にあわせて御嶽山の頂上へ向かう。

何度も来ているので慣れてはいるが、まだ日がないうちは真っ暗でまぁちょっと恐ろしい。

御嶽山の頂上あたりはもはや獣道で、自分の息遣いと、たまにあちこちガサガサ音がしたりする。

自然ってなんだろうな、偉大すぎる。人間なんざちっぽけなものだと思う。

最後はロープを伝って急な斜面を登り切る。

別に何があるわけでもないがそれまでの恐怖はなくなり、

妙に心地よく登り来る太陽を眺めて光を浴びまくった。

この場所に自分だけという贅沢。


その後、岩山山頂へ。

そこへいくと6人の高校生と、カメラ構えている青年がいた。

まだ暗らがりからきていたのであろう、しばらく彼らと少し話をした。

日はの登り、彼らも岩山を降りて行ったのでまた一人でで過ごした。

江戸時代につくられた割と無造作に置かれた石仏たちを眺めながら山を降りる。

森の中から木漏れ日が差していてなんとも心地よさげな石仏たち。


今年は責任も大きいけど、どう変化していくかという楽しみもある。

多くの方々と関わりながらこれまでにない自分を創れるかどうか。

だな。


皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


さて、これから原稿。


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# by officemigi | 2018-01-02 06:25 | 林建次の日々 | Comments(0)