【オフィスミギ】晴れ男なものですから

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原点

26日と27日は浜松にいました。


宇佐美さんと共に、

その信頼すべきブレーン。

揺るぎない志を持った熱い人たち。


宇佐美さんはいう。


「地方だろうが都心だろうがかまわないんだよ。

みてくれじゃないよ。

どこに行っても必ず人はいる。

大事なのは、あくまでも誠実に「志」を示すこと。」


思えば彼に撮るということを教えられた。


それは、スタイルとかではなく

あくまでも「志」だった。


単なる仕事という枠をこえて

人に対して自分が出来うる最大限のことを示す。


二人で必死に競ってた、あの頃の気持ちが蘇る。


原点だ。


何年かぶりで、ひたすら酒をのみ、

語り尽くした。


やはり、

奴は常に捨て身で、あくまでも泥臭い。


最高だ。



負けられない。
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by officemigi | 2010-01-29 06:44 | 林建次の日々 | Comments(0)

Small Town





中高校生の頃、


大好きで


よく聞いてました。




ど田舎だけど、


自分が


生まれ育った町のことを



堂々と


こんな風に


歌えるなんて



素敵だなと思いました



今でも、聞きます



でも当時、



この曲いいだろ?





言ってみても


は?



誰も知らない。。。。



寂しい青春に


あ、ありがとう!
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by officemigi | 2010-01-23 05:13 | 林建次の日々 | Comments(0)

試される


事故する前に、

本当に多くのチャンスがあった。


人が羨ましがるほどの。


自分では、

その価値がまったくわからず、

それを生かし切れなかった。


なんだかんだといっては、

逃げていた。


そんで事故った。



神様に


お前はダメだと、

見捨てられた。


けど、僅かに生かされる。


この身体だけど、どうする?

なぁ、もうあきらめろ。

だって無理だろ?


試された。


怖いけど、

悔しくて、逆らう。


すると、

もっと大きなものを試される。


本気なのかい?

本当かねぇ?


疑われる。


痛いけど

勇気を出してやりきる。


恥もかくけど、

やり遂げる。


そのために失うものも覚悟する。


そうやって

何度も何度も試されていく。


すると、

ある時にそれが変わったのだと感じるようになる。



その曲げない意志を

認めてくれたかのように、


今度はやさしく

導かれていくようになった。


感謝。
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by officemigi | 2010-01-19 06:52 | 林建次の日々 | Comments(3)

実は

「赤」が好きなんです。

なんでと言われても、これは本能なんかもですね。



小さい頃、野球帽を買ってもらうことになり、

兄といとこのお兄さんと3人で帽子を選んだ。

2人は当然のように人気のジャイアンツの帽子。

当時は野球っていったらジャイアンツで当然といえば当然。


で、僕は広島カープのそれ。

理由は「赤」だったから。



以来、野球といえばそれだけの理由で熱狂的なカープのファンになってしまった。

しかし、関東の小学校の友達には

マイナー球団であるカープファンなんていう危篤な奴は、そうはいない。


古葉監督に、衣笠、山本、北別府、大野、達川。。。

「赤」の帽子やユニフォームがやたらに似合っててたまらんかった。

みんなキャラがシブすぎる。


実は後楽園ホールでも、「赤」コーナーサイドで撮ってるほうがなぜか落ち着く。



ここ7〜8年くらいは「赤」を意識的に控えめにしてた。

もろに「赤」い服は選ばないけど、

ワンポイントだけ入った奴選んだりとか。

わずかに入ってるだけで満足してた。


が、なぜだか今年に入り、「赤」のロンTが急に、

どうしても、欲しくなてしまった。


「赤」だ。

やたらに着たい。


似合うかどうかはわからんが。


やったるぜ、

燃えるぜ、

みたいな心境なんだろうか。


まぁ、べつに、いいいじゃねぇよ。

理由なんぞは。


だた欲しいし、着たい。


それだけ。



ということで気に入った「赤」いヤツ、

空いた時間に探してるんだけど、これというのが見つからん。



以前、めずらしく見た夢の中で

自分が着てる服と殆ど同じ古着を発見して、

即買いしたことがある。



そんな感じでひそかに出会うこと期待しつつ。

頑張るべ。
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by officemigi | 2010-01-11 18:52 | 林建次の日々 | Comments(0)

新年の

今日はなつかしい人たちと呑みました。

出版社の打ち合わせを終え、

シャイアンジムの山本会長と大嶋宏成

に新年の挨拶にと夕方よったら、

「なんで車で来てるんだ?

出直してこい。呑むぞ」

ということで。。。。



なんせ、楽しい時間。

二人とも、人間くさすぎて、たまらん。


真正直に生きる愛すべき男たち。

大嶋がチャンピオン目指してたあの頃を思い出す。

最高です!

ごちそうさまでした!

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by officemigi | 2010-01-09 02:24 | 林建次の日々 | Comments(0)

実話マッドマックス

156〜157の2ページわたり

掲載させて頂きました。

吉永さん、そして編集長の片山さん、阿南さん、

写真撮って頂いた北原さん、

そしてライターの池田さん、

ありがとうございました。

照れくさいですが、嬉しいです。

多くの方に本を知るきっかけになってくれたらいいです。

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このあとに続く「生者の遺影」の写真は吉永さんが撮影してます。

吉野さん、加山さんと一時代を築いたボクサー。

カッコいいですね。

毎号いろんな分野の方々の遺影写真の連載。

吉永さんにしかできないこと。

こちらも是非見て下さい!

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by officemigi | 2010-01-08 04:37 | お知らせ | Comments(2)


事故をして3年弱。

ようやく、写真館で社会復帰するころ。

面接で社長に出来ますなどとウソをついたが、

自身なんてまるでなかった。


それ以前に当時はまだ、空気が動いただけで

背骨から右手の先まで稲妻のような痛みが走る。

医者から何種類もの痛み止めというものを貰ってはいたが

効いた試しがない。



にぎやかな職場。

みんな生き生きしている。


平静を装いつつも、しかめっ面の僕には

事務的なことだけで、殆ど誰も話しかけてこない。



痛みのリズムに合わせて呼吸する。

けど、それは一定でなく、拷問ようにいろんな角度へ、場所へ、

何十種類の激痛に変化する。

何十人もの人間に背中から、首、指の先まで、

針や釘を打ち付けられてるよう。

いつも全身に力を入れて耐えないといけない。

当然呼吸が不安定で浅くなる。

人の話なんて殆ど聞けないし、痛くないフリをするのが

精一杯で立っているのがやっとだった。


この当時は、生き残った神経の異常で

右手からどめどなく汗が流れおちて

手がふやけて、ほっとくとカビが生えていた。


自分の腕というより、

やたら重たい火柱みたいなものが肩からぶら下がっているよう。



写真とれるんかどうかの以前の問題で、

極度の緊張と痛みで人とまともに話もできんかった。


昼休みになると、逃げるように一人でレストランに駆け込む。

ふらふらで、なんか食べないともたない。


むりやり、メシを喰う。


噛むたびにズキンとくるし、のみこむ度に、右半身が張り裂けそう。

味なんてわからない。

目眩がする。


食べるだけで体力をつかい切り、さらに呼吸が浅く酸欠になる。


満腹感を味わう事なく、今度は一気に吐き気に襲われ、

トイレに駆け込んで全部戻してしまう。

恐怖で震えが止まらない。

弱い自分が身体を支配する。


もうダメだ。

やっぱり俺にはムリなんだ。

帰ろう。

辞めちまおう。

とても耐えられない。


便器に頭を突っ込んだまましゃがみ込んで考え直す。



今日だけ、

今日1日だけ、がんばろう。

今日だけだから。

そう言い聞かせて、スタジオに戻る。


踏みとどまるのには理由があった。


それは、このスタジオで強烈な個性を持った男に出会ったからだ。


宇佐美智未


オープンしてまだ1年しか経ってないこのスタジオのチーフカメラマンだった。

実は写真を始めたのも1年前。

技術、知識という意味では僕のほうがあったのかもしれない。


だが、彼の撮影に度肝を抜かれた。

今までアシスタントとしていろんな現場を見て来た。

それこそ、一流といわれる現場にも。

でも、そのどれにも当てはまらない。

存在は際立っていた。



まだ緊張しきってる、あるいは撮られるのを怖がって泣き出してる、

まだ3〜5歳の子供たちと彼が向き合った瞬間、

魔法にでもかかったように笑顔になり、

誰にも入り込むことの出来ない世界を一瞬で作り出す。

まるでショーでも観ているようだ。

それは、言葉のわからない1〜2歳の赤ん坊でも、大人でも同じだった。

その純粋なパワーに圧倒される。

人と向き合って撮るということはこういうことだと見せつけられた。

格好わるくてもいい。

ありったけの情熱を真正面からぶつけていく。

何人ものカメラマンがいる中で、

同じセリフを言っても彼のように撮れる者はいなかった。

技術やテクニックではない。

人としての大きさ、そして優しさ。

絶対に撮りきるんだという信念。



実は僕はまだ使用期間で2〜3週間様子を見て、

採用かどうかを決めるということだった。


なんとかこの人についていきたい。


でも宇佐美さんは僕を採用するのに反対だったらしい。

「もし、彼が使い物にならなくなったとき、

一体どうするつもりなんですか。

社長は責任取れるんですか。覚悟が必要ですよ。

安易に夢を見させて、突き落とすようなことはしたくない」

これも彼ならではの優しさだった。


僕はなり振りかまわず、必死だった。

もう、腕がどうのこうのなんてどうでもいい。

何をどうしたかは覚えてないが、びびりながらも

真正面から向き合って撮っていた。

おそらく、死ぬほどぎこちなく、ボロボロだったに違いない。

けど、この瞬間だけは、火柱のような右腕の存在は消えていた。

全力でやることで、

無我夢中で挑むことで、

一瞬だけど、ついにそれから解放される。

そうやって生きなさいと

神様に教えられたような気がした。


必死さが伝わったのか、

何かを認めてくれたのか、

宇佐美さんとよく話すようになった。

弟のように接してくれた。

なにかにつけて彼の口から出て来る言葉は

「おまえは本当にバカだな」

だった。

悪い気はしない。




以来、お互いに持ってるものを提供し、それを磨き、共に前に進んだ。

僕は技術や知識を。

宇佐美さんは被写体に対する徹底した情熱を。


ライバルでもあり、本物の友だった。


バカな男の会話も含めて本当に多くのことを語り合った。


それぞれがここに辿り着くまで険しい道のりで、

個々に与えられた課題に、ひたすらに耐え続けたこと。

人を愛し、写真を撮る人間として生き抜くこと。

そして、これからの夢。


スタジオは急激な成長を遂げて1年足らずで4店舗にもなった。

それぞれが責任ある立場となり、

バラになってもお互いの存在を認め合い、必死で働いた。

そして、僕はボクサーを撮り始め、

宇佐美さんは新天地を求めて、愛する人とともに東京を離れた。



連絡をとったりする時は

お互いに苦しい時だったと思う。

ただ、どちらも弱音は吐かない。

ただ、その存在を確認しモチベーションに変えた。


本を作るということを伝えてはいたが、

思うように進んではいなかった。

ちょっと進んでは、また振り出しに戻るの繰り返し。


なにがなんでも、作りきらねばならない。

追い込むためにも、僕はもう本が出来るまでは連絡はしないと決めた。


宇佐美さんには胸を張って、ただ精一杯やりましたと伝えたい。


何度か連絡は来たが、あえて無視した。


わかって欲しい。


それを察したのか、パタリと電話は鳴らなくなった。



そして、作ると決めてから6年が経ち、

多くの人たちの力を借りて、すべての想いを込めた本がついに完成する。



そして友は、あの頃と少しも変わらぬ口調で、こう言ってくれた。




「おめでとう。 やっぱり、お前は本当にバカだな」




13年前の出会いから、

それぞれのフィールドで失敗を繰り返しながらも、

貫いて力をつけてきた。

お互いが、さまざまな経験をし、

多くの方々の支えを得て、今の自分を作った。

そして、再び同じ方向を見て、共に仕事をすることになる。

この奇跡の巡り合わせに感謝
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by officemigi | 2010-01-06 06:22 | 林建次の日々 | Comments(0)

おおみそか

なんだかかちょいいこと書いてるが

なんで2日に初詣なんかっつたら

おおみそかに編集鈴木さんとホモ呑みで泥酔。

電車乗って気がつけば八王子。。。。。

アホかいいっ

おばか写真で、ありがとう!!!

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by officemigi | 2010-01-05 18:31 | 林建次の日々 | Comments(2)

初詣

2日の朝から思いつきで出かけることにした。

初詣。
金讃神社。

埼玉県神川町という群馬よりの田舎町。
本殿は置かず拝殿のみで、背後の御獄山を御神体とする。
山そのものを御神体とするのは
奈良の大神神社、長野の諏訪神社、金讃神社と全国でこの3つだけ。


そもそもこの神社を知ったのは、
死ぬほどくだらないことで。

去年のいつだったか覚えてないが、
カーナビの音声入力で遊んでいて、
どらえもん調で「こ〜らくえんほ〜る〜」と言ったら、
ナビの事務的な女性声が「カナサナジンジャを案内します〜」
と勝手に出てきたからだ。

調べてみると面白そうだ。
御神体の御獄山に登ってみたい。
かなり険しいみたいだけど、途中、いくつもの
小さな仏像なんかが、がたくさんあるらしい。

これからのこともあるんで、試してみたいこともある。
そして麻痺してしまった「撮る」という強い意志や感覚を
全身の細胞に取り戻したい。

普段はひっそりしてるらしいが、さすがに初詣は多くの人で賑わっている。

カメラを担いで、人でごった返す拝殿でさっさとお参りし、
ひとり、御獄山へ。

さすがに登るやつなんて、そうはいない。

森の中に入ると、全身がツンとした、深い静寂さに覆われる。
かなりの傾斜ですぐに息が上がるけど、身体が自然と前に進む。
ゼイゼイいうような自分の息苦しい呼吸だけしか聞こえない。

昔の人はこんなところ普通に行ったり来たりしてたんだろう。

やはり、すごいな。

五感が研ぎすまされていくよう。

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自分にあれこれと聞いてみる。

みえてるものもあるし、
ぼんやりとしていて、まだピントのあってないものもある。

答えがわかっているものもあるし、
答えのないものもある。

欲ではなく、自分の意志に忠実でありたい。

奥まで進むと、さらに傾斜が強く、もうケモノ道になっている。

森の暗がりの中で太陽がやたらに美しい。

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途中、50センチばかりの仏像たちに出会う。

肩で息を切らせながら、向き合わせて頂く。

もうすぐ、取り組まなければならないテーマ。

しゃがみ込んで感じたままに。

けど、撮っても撮っても思うようにいかない。
ファインダーで凝視したのと、驚くほど結果が違う。

2〜3ミリずれる。

これでは引き延ばしたときにまったく違うものになってしまう。

え?

カメラ自体は自分の神経と繋がっていて、
身体の一部なのに、こんなことは初めてだった。

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もう一度、呼吸を整える。

自分の場所や位置を確認する。

光をみる。
目をみる。
凝視する。

緊張なのか、呼吸でフレームが定まらない。

息をとめる。

心臓の鼓動でまた定まらない。

少しもうまくはいかない。
けど、充実感はある。

カタチを残すだけなら簡単だけど、
意味のあるものに変えるにはどうしたらいいんだろう。

まだ、まったくわからん。

でも、まあ、与えられた時に精一杯撮るだけだ。

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ケモノ道をぬけ、
崖のようなところをのぼり、
わずかなスペースしかない山頂へやっと辿り着く。

本当になにもない。

どこからなのか、高くて鋭い風の音が鳴り響く。

木々が激しくゆれている。

なんだかんだと言われてるみたいだ。

まぁいいや。

それでも太陽の光をたくさん浴びて心地いい。

なぜかここでは写真を撮る必要はないと感じた。

気がつけば、登り始めて2時間はすぎていたので降りることにした。


森をぬけて、緊張もほぐれて空を見てると、
高いところで、何かひらひらと舞ってるのがみえた。

鳥かな?

と思ってよくみてると、いくつかの枯れ葉が
同じ感覚でくるくる廻りながら、ゆっくり飛んでいる。

あはは、なんか奇麗だ。

眺めながら歩いていると、
そのうちの一つが自分の足下にすぅっと落ちてきた。

御獄山に
「お疲れっ」
と労われたよう。

ありががたくお守りとして頂くことに。

感謝。

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神社に戻り、甘酒のみながら一息ついて、
これまた思いつきで鳩山に行くことにした。

同じ埼玉で田舎だけど、
自分が小学の3年までと、中学、高校とすごした場所。

生まれは神戸で、十条、茅ヶ崎、和光、など転々としていたが、
やはり帰る場所っつたら1番の思いがある。

ここから車で1時間ちょい。

古い町になってるけど
やはり、なつかしい。

中学も高校も同じ町にあって
行動範囲としてはせまかったな。

死ぬほど頭の悪いことやってたことを思い出す。

勉強は本当に最低の点をとることに夢中になってて
一桁なんてざらだった。

それでもなんだかんだで落第スレスレを通るスリルを楽しんでたっけ。


かつて住んでいた家の前を通る。

今は人のものになってるけど
外観は変わってないな。

桜の木が立派になってる。
デカイくなったなぁ。

これは、兄が小学校入学の時に小さな苗木をもらったもの。
あれがら30数年かぁ。

おふくろがこの桜を手放すのを残念がってたかね。
今年の春には連れていこう。


さて。
すっかり暗くなったし、帰りますか、
と思いきや、また思いつてしまう。


今から奥秩父、三峰神社に行こう。

むかし、バイクで何度か行ったことがある。

無性に行きたくなった。

今は7時前だから8過ぎにはつくだろう。

が、ナビで検索すると90キロもある。

ということは、9時まえか。

考えてみれば、ここから正丸峠を抜けて、秩父湖に入り
街灯のない崖っぷちを1時間以上も走ることになる。

さすがに心細いが、行きたいという衝動には勝てない。

のんびり行きますか。

まあ、まだ2日だし、この時間でも参拝してる人はいるだろう。


が、甘かった。


正丸峠を越えるまで2台の車しかすれ違わない。

大滝村に入ってからは1台の車にも遭遇しない。

たまにしかない街灯の感覚はどんどん少なくなって、
しだいに真っ暗になっていく。

峠道だけにぐるぐる廻る。

森の暗闇に吸い込まれていくようだ。

車のライトをハイにして走る。

断崖絶壁が映る。

凍結、スリップ注意なんてあちこちに出て来る。

おいおい、本当に俺だけかいっ

唯一勇気をくれるオーディオのハードディスクからは、
こんな時にかぎって、
猟銃で自殺したカート•コバーンのがなり立てる狂気の叫び声だ。。


AHA~~~~~~~GO AWAY!!!! GET AWAY !!!!!! GET AWAY。。。。


マジで勘弁してくれ。。。


やめときゃよかった、
と思いつつも今さら後にはひけず。


そういえば、以前にもこんなことがあった。


いつだったろう。
3.4年前ぐらい前か。

年末年始にかけて車で奈良、九州、四国とまわり
ボクサー達の実家に訪れては家族総出で正月写真を撮っていた。

帰りにまた奈良により石上によって大神神社まで来たら、
せっかくだから天河大弁財天まで行こうと決めた。

が、同じ奈良でもこうも違うのか、と思えるほど
山一つ超えると猛吹雪で車が滑って登れない。

いくら4駆のレガシーでも無理。

やむなく下山。

けど否定された感がどうしても納得出来ず、
ふもとまで降りてチェーンをスタンドでゲット。

ノーマルのままでギリギリまで走り、もうダメというところで
数少ない民家に駆け込んでチェーンを装着。

積雪何十センチの世界と猛吹雪。

チェーンをつけても滑る滑る。

殆ど視界もなく、
15キロも出せなかったんじゃないかな。

走ること2時間。

吹雪で暗くて誰もいない。

けど、幕をくぐるとそこは音ひとつない荘厳な世界。

週十段上には神秘的な本殿があり、
その真後ろには真っ赤な毛氈が敷き詰められた能楽堂が
薄明かりで照らされてる。

ひとり、美しさに圧倒された。

心地いい。

そんな想いをして到着した天河は
とてつもなく暖かく、守られてるようだった。

この当時はフィルムを使い切っていて
写真に残すことが出来なかったけど。


まぁ、あの時にくらべたらここは楽勝じゃないか。

こんなときは悪寒の走るカートはやめてハイロウズに。

明るくて、バカバカしくてちょうどいい。


9時前に三峰神社に到着。

着くと不思議と落ち着く。

7時で終わりで、案の定誰もいない。

けど、なんだかんだいっても一番望んでたことなんじゃないか。

しかし、こんな秘境にとは思うが、
だからこそ価値があるんだろう。

多少のライトアップはされている。

嬉しいような、悲しいようなだけど。

一応本殿で参拝したあと、写真を撮った。

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月明かりがやたらに奇麗たっだので
三脚を出して、絞って撮った。

8秒〜10秒。

終了。


左手を一杯に広げて大きく深呼吸した。


この日はひとりで二つの山のてっぺんに行って
太陽と、月の光を全身に浴びた。


最高だ。


もう動き出してる。

ついていかなきゃ。

悔いのないように。

全力で。

感謝。
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by officemigi | 2010-01-03 15:01 | 林建次の日々 | Comments(5)