【オフィスミギ】晴れ男なものですから

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世界戦

「必ず勝って世界チャンピオンになるっていう夢をかなえたい」

前日の会見で真吾は言った。気負もなく、にごりのない、

透き通った魂だけがあった。

6年前の世界戦を思い出す。

周囲からは早すぎる無謀な挑戦、2ラウンドもたないじゃないか?と言われていた。

しかし、真吾は臆することなく、チャンピオンと激しく打ち合う。

壮絶な打ち合い。

9ラウンド、チャンピオンの強烈なパンチで真吾がなぎ倒される。

ダウン。もう終わりか、誰もがそう思うひどい倒れ方っだった。

渡嘉敷会長がタオルを投げようとしている。しかし、真吾は凄まじい形相で立ち上がり、

リング下にいる会長やトレーナー向かって叫んだ。まだやれます、止めないでください!

このとき、真吾の魂が最も高揚したときだろう。

そして再びチャンピオンに立ち向かっていく。

トレーナーが叫んだ。真吾!打ち合うな!もういいから逃げろ!打ち合うな!

レフリーが止めた。TKO負け。晴れ上がった顔で子供のように泣きじゃくる真吾。

誰になんと言われようと、どうしても勝ちたかったのだ。

僕はリングに上がり、その顔を撮った。

全てを出し尽くし、精一杯闘った証として。








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6年の歳月のなかで真吾は大きく成長した。

一時はボクシングをやめて悶々と過ごす日々のなか「やはり俺にはボクシングしかないんだ」

と思い復活する。

結婚もして、もうすく子供も生まれる。

モチベーションとしても言うことはない。

控え室。

グローブをつけ、ガウンをまとった。

あと数分後に世界戦のリングに上がる。

ここで真吾と向き合った。




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いい顔をしている。いままでで一番だ。

あとはリングに上がって未来を勝ち取ってこい!そういう思いを込めてシャッターを切った。

試合は初回から真吾のペースで進む。

3ラウンド。右の一発で坂田からダウンを奪う。勝てる!そう思った。

しかし中盤以降、坂田の凄まじいプレッシャーに一進一退の打撃戦になる。

何とも言えないが打ち合いは坂田に分がありそうだ。

やはり、強い。

最終ラウンド。最後だ!精一杯やってこい!行きよいよく飛び出して行った。






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判定になる。勝者チャンピオン坂田。

後もう少しだった。正直、くやしい。

いや、真吾が一番くやしいだろう。

世界チャンピオンなるのは本当に、たやすいことではないのだ。

いまはなにも考えずにゆっくり休んでほしい。


   林建次
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by officemigi | 2008-03-30 15:51 | ボクシング | Comments(10)

山口真吾世界戦調印式

とても落ち着いている。


ベストの状態で臨みたいと言っていた通り、特別な気負いも怖さもない。


平常通りだ。


身長差7cm。

チャンピオン坂田選手が大きく見えたが、計量で裸になれば、鍛えぬいた山口選手の胸板や肩幅の大きさが目立った。

以前のお茶目な真吾という印象は全くない。

平常心のままだが、それが堂々と見える。

どんな展開が待っているのか。   by HAYASHI

3月29日(土)幕張メッセ TBS放送 14時より

http://www.tbs.co.jp/program/boxing_20080329.html

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by officemigi | 2008-03-28 15:40 | Comments(4)

小春日和

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本日もスタッフの日記です。

ボクサー山口真吾選手の世界戦を明日に控えちょっとドキドキのオフィスです。

そして、もうひとつ。今作っている本の1章のデザインがもうすぐ上がってくるそうです。

桜の開花とともにライター室もそよ風がふきはじめました。
窓を開けると桜が見えます。
昨日より桃色が広がっていることに気がつき、うれしくなりました。

写真室に行くことがないので林カメラマンの情報が手薄ですみません。
今度探ってそのうちUPしますね。

今日、shioriさんは「この文章、推敲してみてね」と言って朝早く出かけました。
私はshioriさんが推敲しているところを見たことありません。

私が夜中に退散し、朝来ると、いつも一気に原稿が仕上がってます。
それが不思議でしかたありません。

真っ白なパソコン画面だけを見ながらドドドッーと文字を埋めてます。

どのように組み立てられ、どのように文字におとしていくのか、側で見ていてもさっぱりわかりません。

でも、MIGIを通じて出会う人達はそんな不思議な人ばかりで、なんとかそのひみつを覗こうとがんばっています。

29日は高円寺のアートスペース・アビアデッソで最後のおいしい朝食会があるそうです。
これ差し入れしようかなって言いながらshioriさんが作っていたローストビーフがあまりにもよい匂いでこっそりひときれ食べました。


うううま~いっ!


ガマン出来ずに2切れめ。


ついつい手がかってに伸びて3切れめ。

桜がうやらましそうに見ていたのでさらに桜の分まで食べました。

明日の朝食会にご参加のみなさま、shioriさんが持っていく入れ物の中身が空っぽでもお許しください。

by スタッフ食いしん坊
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by officemigi | 2008-03-28 15:27 | Comments(17)

3月29日(土)世界WBAフライ級タイトルマッチ

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世界ボクシング協会(WBA)フライ級チャンピオン、坂田健史(協栄)に、WBAライトフライ級8位、山口真吾(渡嘉敷)が挑戦することになった。

山口真吾選手との出会いは、初の世界挑戦のとき。
まだまだあどけない少年のような存在で、天然ボケのエピソードはことかかないユニークな存在だった。

その山口選手の世界挑戦。
これは見逃せない。

世界戦が決まる前から昨年12月から1日おきの10Rのスパーリングを行い、ハードな練習に取り組んでいた。
ライトフライからフライへ階級を上た。

坂田選手との体格差はきになるところだが、それを吹き飛ばすような鋭い動きとかく乱させるスイッチでどこまで追い詰めることができるのか。

記者会見では「全力でベルトを取りにいきます!」と宣言した。
以前からは想像つかない落ち着き、堂々とした様子が年月を感じさせた。

山口選手は東京都武蔵野市出身。
地元では後援会による、関東バスのボディを飾る広告バスが走っている。
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今回の会場は千葉の幕張メッセ第8展示場。
テレビでは14時からTBS放送予定。
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by officemigi | 2008-03-27 01:13 | Comments(0)

春よ来い

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しばらくはスタッフが書き込む日記になります。あしからず。

ということで、我々からみた林カメラマンやshioriのことを書いてみようかと思います。
林カメラマンは一言でいうと真面目で几帳面。熱中型で何事にも真剣なイメージがあります。

一方shioriさんは一言でいうと林カメラマンとは真逆の人です。という表現にとどめておきます。

林カメラマンはお洒落にもこだわりがあり、ポリシーを感じますがshioriさんは撮影で使ったものとか、仕事で書く資料として送られてきたものとか、その辺のものを着ます。

先日、shioriさんと一緒にいるとき、ルミネのポスターのキャッチコピーを見ながらshioriさんにこの言葉を贈りたいと思いました。

『わたしがうんとおめかしすれば世の中まだまだ明るくなるかも。』


すごいコピーですよね。きっとプラス思考のshioriさんならこの言葉を受け入れてくれると思います。


MIGIライター室のすぐそばの桜の花がほほえみ始めています。

締め切り前の恐ろしく冷たい風がふくMIGIにも早く春がきてほしいと節に願います。
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by officemigi | 2008-03-25 11:11 | Comments(6)

新天地

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本日、もうすぐ秋田県の病院に赴任することが決まった元東洋太平洋ライトフライ級チャンピオンの林田龍生くんに会いに行った。

林田くんは1200年も続くお寺の息子だ。
大学卒業後、社会人になり、親には仕事の後、パソコン教室に通っていることにして、ボクシングジムに通った。

プロデビューするときに、初めて告白。
びっくりした父親は「寺とは全く逆の職業」に絶句。

3年間でダメだったらやめるという条件とともに
「許したわけではないが応援はする」とやっとの思いで口を開いた。

それから3年後、見事に東洋太平洋のベルトを手にする。

引退後もこのベルトが大活躍。
母校で講演をするために訪れたときも、中学生が夢中でさわり、12年務めたバイト先のレストランの送別会のときにも、このベルトを巻いて写真に写っていた。

そして先日の栄養士になるための学校の卒業式でも、美女に囲まれながらベルトを巻いた林田くんがにんまりしていた。

もうボクシングに未練はないが、今後は調理と栄養の資格を生かして、病院に勤務し、その後、スポーツ選手の栄養管理など、自分らしい関わり方をしてゆくのだろう。

ボクシングを引退した際に「ブローブを置く会」を行った。
当初は反対した父親も満面の笑みで参加。
ただ、そのタイトルが気に入らなかった。「トランクスを脱ぐ会」と命名したかったらしい。

「お父さん、トランクスは新しい世界でも必要ですよ」と笑っていたのはもう3年前になる。
時間のたつのが早いのにびっくりする。

同じジムの山口真吾選手が3月29日に幕張メッセで世界挑戦。
それを見届けてから、新天地へ向かうことになる。
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by officemigi | 2008-03-21 22:38 | Comments(2)

さよならのミュージアム

小春日和のある日、画家のセキアキコさんからこんなお手紙が届きました。

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「好きなものは所有したくなるけれど
共有するのも悪くない。

いのちあるもの、いつかは別れがおとずれるのだから
期限付きの恋もありだね、と
大人の余裕がほしいところ。

さよならまでの3ヶ月
あなたは新しい時間をかったのです。
新しい空間に存在するのです。」

冬眠からめざめたセキさんが作品のレンタルをはじめます。

セキさんの作品は、どれも命が大地にしっかりと根付いているパワフルなものばかり。

そんな作品に恋してしまったら、3ヶ月でお別れなんてきっとできません。

もしかして、それがセキさんの狙いでしょうか。

「一生」とか、「永遠」とか、「絶対」なんて言葉は、年を重ねるうちに、段々薄れてしまうものなのだと気づきながらも、やっぱり信じてしまうのはまだまだ未熟な証拠でしょうか。

セキさんの新しい作品に出会えることはとても幸せなことです。
HPより作品ご覧下さい。http://www.akikoseki.com/

migiのメンバーは、期限付きの恋はとてもできそうにないので、恋してしまった人たちを、本に封じ込めてしまったのかもしれません。
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by officemigi | 2008-03-18 21:29 | Comments(6)

命は奇跡

今年1月に永眠した中山万里さんの追悼記念パーティに伺いました。

とても素敵な会で、万里さんがひょっこり現れそうな気がしました。
というより、きっと会場のどこかにいたに違いありません。

人と人との縁を結ぶ能力を持った万里さんに導かれるように、たくさんの再会を果たしました。

たまたまお隣に座っている女性に「おひとりですか?」と声を掛けると、
昨年5月の万里さんの写真展「空地への感謝」で出会い、万里さんと共にほんの数分お話した方でした。

彼女はしっかりと私たちの名前も覚えていてくださりびっくり。
改めて自己紹介をすると、おうちも近所で共通のキーワードもいっぱいあり、今回は連絡先も交換し、万里さんから授かった縁を結びました。

この写真展を見てほしいなと思った当時宮崎にいた航空大学校の訓練生も、偶然に会場の近くで試験を受けるために上京し、立ち寄ることでき、万里さんを紹介したのもこの日でした。
彼らは、空の写真を見ながら、「この雲、どうやってよけよう、、、。」なんていっていたのに、あれから1年もたたないうちに自由に空を飛んでいます。
もしかしたら、空の上で万里さんの笑顔を見つけているかもしれません。

この会で、なにより嬉しかったことは、万里さんの事務所の代表のケイさんが

「生前果たせなかった万里ちゃんと林くんの作品のコラボレーション、いつかやろうね。」

といってくださったこと。

「万里ちゃんはここにいなくても、作品はちゃんとあるんだから。」

まさに写真家としての醍醐味を感じました。

万里さんは余命1ヶ月と宣告された後、TVの取材の中で「万里さんにとって命って何ですか?」と問われ、「命、、、、、命は奇跡、、、。」と応えています。

命があってあたりまえ、生きていて当然ではないのです。

命がここにあることは奇跡だというのです。

生きていることへの感謝、命があることの奇跡。

こんな言葉をもらえることができてとても嬉しかったです。

また、この会で飛び出したほとんど同じ言葉が、今、migiが作っている本の中にちりばめていることにも驚きました。

命や生きるという人間の本当の姿を表現していきたいと改めて思いました。

本物にたどり着くまでの道のりは、いろんな困難があろうとも、それが生きた証となるのだとドキっとしました。

また、あした、新しい自分に出会い、日々生きた証をどこかに刻みたい。
みんながそうであるように、願います。   by shiori
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by officemigi | 2008-03-10 02:34 | 林建次の日々 | Comments(7)

元気です=^ェ^=

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こんばんは!このブログはmixiの林の日記にリンクされているのですがMIGIの日常もいっぱい出てきます。林応援チームの皆さますみません。

携帯からの久々の史織の更新です。

コメントやらメールやらほんとにいっぱいありがとうございます。口内の傷でお休みしていて復帰後もなかなか本調子でず、ノロノロしてまして、集中力を欠きすんませんです。

昨日は本の編集会議に出席し、
「編集者ってすごいなぁ~、こんな状態のMIGIの突破口を誘導してくれるなんて
(*_*)」と改めて感動しました。がんばります!

写真は「輝ら星の如く」という山形県の極上のお酒です。

Mくんがいよいよ大学院卒業が決まり、MIGIも卒業することになり、先日みなさんでいただきました。

祝い酒で断りきれず(?)禁酒破りました。
これを差し入れくださったコーダさんの憎い心意気が嬉しかったです。
彼はまさに「輝ら星の如く」輝いてくれること信じています。

6年間MIGIに関わってくれたMくんは、本当に頼りがいのあるスゴイ奴でした。

うかうかしてられないのであたしも全てから立ち直り、がんぱるぞぉ~。
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by officemigi | 2008-03-08 23:38 | Comments(5)