【オフィスミギ】晴れ男なものですから

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原点

道に迷ったり、わからなくなったりしたときは、原点に戻ろう。

過去を振り返るというより、これから先の未来をみつめて、必要なことは何か。

自分の本当の目的や、やりたいことはなんなのか。

今から7年前に大阪のカンテ・グランデというインドカフェに私たちは偶然たどり着いた。

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さまざまなアーティストが生まれる場所。
ここで初めての写真展を開催し、多くの人たちに写真と文を見てもらい、人のこころがつながっり、広がっていくという現象ををみつけた。


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この写真展がきかっけで、普段めったに話さない親子の会話が始まったり、
一緒に見に来てくれたり、写真展で初めてであった人同士がなかよくなったり、
まっすぐに生きる姿に感動して、何かを始めるきっかけにしてくれたり、
いろんなことが起こった、

私たちが、何のために撮ったり、書いたりしているのかなんてわからなくてもいい。

ただ、その行為を通して、出会った人たちとのかけがえのない時間は、
とてつもなく大きく、大切なものとなっていることは、はっきりと確信している。

その輪が広がり、東京でも目黒区駒場や大田区池上や、文京区後楽、新宿区市ヶ谷で再び多くの人たちと出会うきっかけを得ることができた。
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         (写真:東京・駒場にて    hayashi / sakura)

伝えるというより、写真や言葉を見た人がいろんな風に感じていることを共有するといった空間ができたことがとても面白かった。

感動するとか、すごいとかいうよりも、じわじわとつながっていく感覚を得た。

一気にじゃなくても良いと思う。
そのとき、すぐじゃなくても、長い時間をかけてたどり着くこともある。

じわじわとつながっていく。
何度も繰り返し、見ているうちに浸透していく。

それは、きっと普遍的なことで、誰もが体験したり、感じ取ったり、持っているものだから。

世の中ってけっこう厳しくて、ひとりじゃ生きていけなかったり、
ひとりで生きてるぞって思ってても、どこかで誰かが支えてくれてたり。

自分ひとりじゃ気づかなかったことが、ささいなことがきっかけでひらめいたり。

いいことも悪いこともいっぱいあるし、
一生懸命やっても結果の出ないこともたくさんある。

けれども、なにひとつ無駄なことはないんだよ。

そう想いながら、長い時間をかけて写真展の会場にたたずんでくれた人たち。
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また、あの時に出会ったみんなに会いたい、新しい人たちとつながりたいと想って心をこめる。

そんな本作り。

この本に登場するボクシングをやっている青年たちや、彼らをとりまく家族や仲間や、制作に携わっている全ての人たちと作る本。

がんばりましょ。  by shiori (帰ってきました!)
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by officemigi | 2008-02-27 17:10 | Comments(12)

サムライカアサン

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いい事があるからいい人生で
悪いことがあるからアカン人生とちがうで

と書かれた黄色い帯の本。

今、shioriは笑うと痛い傷を持っているのに、これをお見舞いに持っていくとはさすが悪友たち。

板羽皆さんのマンガ「サムライカアサン」。
めっちゃ面白いです。
やる気が出ないときに、テンション上げるためのお薦め本です。

migiが制作中の本の中にも、おかあさんがいっぱい出てきます。

ボクサーの母。

鉢巻をして叫ぶ母もいれば、柱の陰に隠れて、1度も試合を見たことのない母も。
怖い怖いとホールにも足を運べないはずの母が、「にらみつけろ!絶対負けるな」などと荷物に言葉をつけて送ってくれたり。

取材を重ねるうちに、いくつになっても、母子の関係は変わらないものだと、つくづく感じました。
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by officemigi | 2008-02-25 11:47 | Comments(2)

業務連絡

すみません、業務連絡で申し訳ありません。

2月末まで伊藤は休ませていただいておりますので、業務に関する連絡は、林宛にお願いいたします。

メール・ファックスも写真室宛てにお願い致します。
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by officemigi | 2008-02-23 20:17 | Comments(1)

覚悟

先日、林がすごい試合を見たと興奮しながら語った。

佐々木基樹選手の東洋太平洋のタイトルマッチがそれだ。

林は佐々木選手のブログのファンでよくチェックしていた。
今回の試合は、見事な作戦勝ち。

イメージどおりの展開だ。
1Rに猛奪取でダウンを奪い、6R佐々木選手のスタミナ切れかと思わせる誘導に、見計らったタイミングで2回倒して完全勝利。

圧巻だった。
自分より強い相手と闘うための準備周到な戦略。
鳥肌の立つボクシングだった。

普通のことしてたら、勝てない。

その覚悟はすごいと感じた。

リングの上だけではない。
入場曲の選択まで、その想いは達していた。

佐々木選手が選んだ曲は「Jupiter」

ひとりで闘い続けてきたわけではない。
その想いが入場曲に込められる。

「Everyday I listen to my heart ひとりじゃない 深い胸の奥でつながっている」
「望むように生きて 輝く未来を」

会場に流れたこの入場曲に、観客はまた、心をひとつにして佐々木選手の勝利を信じた。


その前の試合の今井桃太郎選手の入場曲にも覚悟が感じられた。

ヴェルディの「レクイエム」。

クラッシックがかかることは少ないので、何か異色な雰囲気が漂った。
死者をよびさまし、最後の審判を受けるという意味を持つこの曲は、復活する今井選手の覚悟が込められた曲だった。

その試合も見事に、今井選手らしい勝ちをリングの上に記した。

ただ、リングに上がるのではなく、あらゆるところで覚悟を示す。
覚悟のほどで、勝負の行方が決まるといっても過言ではないと感じた。
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by officemigi | 2008-02-22 18:31 | Comments(4)

ナルサワくん探し似顔絵コンペディション

高円寺にあるスペースラビアデッソ 丹羽くんより連絡が来た!

ナルサワくんを探しましょう!ということでいろんな人が描いてくれたナルサワくんの似顔絵が貼り出されてます。

通りがかりのみなさま、ぜひ、ご覧下さい。
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会期:2008年2月15日(金)~17日(日)

   平日0:00-24:00/金0:00-19:00/土日0:00-15:00

会場:スペースラビアデッソ
   (会場は閉めていますが、外部シャッターに張り出し)
主催:スペースラビアデッソ
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by officemigi | 2008-02-16 10:53 | お知らせ | Comments(4)

BOXER今井桃太郎の復活

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桃太郎がリングに帰って来た!

デビューから3戦1RKO勝利を連続し、コーナーで休んだことのない試合を展開。常に3分以内で終了するリングを観るために、応援団は毎回北海道別海町から駆けつけた。

新人王の優勝にも期待がかかったが敗退。 試合後の控え室で天を仰ぎ、不甲斐ない結果にあふれる涙をこらえながら怒号とも罵倒ともつかぬ何処から発しているのかわからない声を出していた。

それからの苦悩は、天真爛漫な桃太郎から信念を貫く闘人に変貌し、新人王を奪われた相手とのリベンジマッチに辿り着いた。

見事に無念を晴らし、やっとの思いで自信とランキングを手にいれた。
年内にはタイトルマッチに挑戦できると周囲の喜びとは裏腹に、ボクシングを離れなければならない事情ができ、故郷の牧場へ戻った。

唖然とした。
あれほど望んだ場所からいなくなる。
一番苦しんだのは桃太郎に違いなかったが、周りの空気も重かった。

夏、shioriはその牧場の傍に出張で出かけた際、桃太郎を訪ねた。

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広大な大地で家族で牛の世話をする光景を目の当たりにし、いつ戻って来るのかなどと訊ねる勇気を失う
父さん、母さんの呟きが聞こえてくるたびに益々言いたい一言が遠のいた。

とうとう言い出せないまま帰ろうかとしたその時、駅まで送ってくれた車の中でぼそりと「10月には戻ります」と呟く。

それより早く、練習を再開でき、約1年ぶりのリングは緊張しないわけがない。

相手は桃太郎よりかなり大きく見えた。
しかし、いつものように1R10秒ほどで相手を倒す。

完全復活に喚声が飛ぶがそこからが長かった。まだかまだかとドキドキするラウンドをこなし、7Rロープ際で連打する桃太郎と相手の間にレフリーが割って入り、ストップをかけた。
ほぼ同時に相手のセコンドから白いタオルが投げ込まれ、桃太郎の完勝を示した。

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7R53秒、テクニカルノックアウト。

試合前に、
「自信なんかないっす。
それも今の自分らしくていいかな。
リングにあがっても自分らしくいたいな~。」
と言っていた通りの結果になった。

試合後、勝利を祝い握手をした。
牛の世話をしていたあの逞しい手は、本来の役割を果たし、緊張から解き放たれ、ほっとしているように感じた。

久々の拳はとても冷たく、その手をなかなか放すことができなかった。

復活するための覚悟。ボクサーはなんらかの理由で一度リングを離れてもまた戻りたいと願う。

あんなに辛いことはもう2度とできないと頭では思うのだがこころはそれ以上の夢を追う。

必ず帰ってくると約束を果た桃太郎のこれからはもっともっと過酷だ。そんなことは十分わかっている。
しかし、目の前に拓いた道を、父さんが北海道の荒野を開拓した時と同じように真っ直ぐに進むことだろう。

生きるために人は夢をみる。

この言葉を胸に我々も突き進みたい。by shiori
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by officemigi | 2008-02-12 11:24 | Comments(0)

2月11日ダイヤモンドグローブ

日本ライトフライ級タイトルマッチは防衛に成功。
しかし、そこにはチャンピオンの無念があった。

バッティングによる目の上の傷で、試合続行不可能となり、5Rにストップ。
それまでの試合の採点にて判定が下された。

49-49、49-49、48-48ドロー。
ドローの場合はチャンピオンの防衛成功となる。

試合の続行を望んでいたチャンピオンはドクターの判断に、ダダを込めるようにロープにつかまり、しゃがみこむ。

前回の試合で、両手親指根元を骨折し、ジレンマのあるまま、堪えながら練習しこの日を迎えた。

「目標は世界チャンピオンになること。
そう言っている男がこんなつまらない試合をしていてはダメだ。
すっきりしない。」

相手の応援団からは、大阪からたくさんかけつけた。
中途半端な結果に納得がいかず、リングの下から再選を望む罵倒に近い声が響く。
その方に向かって、

「タイミングがあれば、ぜひやりたい」

と自分だってこのままじゃ納得できないとその思いをこめて言う。

この日までに準備した長い時間がすっきりした形でだせなかったことを悔いる。

「次の試合は、必ず見ている人も自分もすっきりするないようにすると約束します。」
とその覚悟を示し、リングを降りた。
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by officemigi | 2008-02-12 09:45 | ボクシング | Comments(0)

山口真吾WBC世界フライ級タイトルマッチ決定!

あの山口真吾選手がいよいよ再び世界へ。

WBA世界フライ級チャンピオン坂田健史選手(協栄)に挑戦する!!

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この写真は山口真吾が初めて世界戦に挑戦したときの写真。
あれからもう5年の月日がたった。

5年前、相手の世界前哨戦の調整試合に、当時、無名の新人山口選手が圧勝し、急遽世界への切符を手に入れた。

激闘の末、ベルトを手にすることはできなかったが、いつかは必ず世界に名をとどろかせる選手だと印象を残した。

試合後、「世界戦に負けて失ったものは何か?」と言う問いに
「失ったものなんて何もありません。」とまっすぐに未来を見つめる眼がキラキラしていたことを思い出す。

その後、東洋太平洋のベルトを手にしたものの、一度引退を決意。
しかし、世界を手にするまではと復帰した。

昨年末には結婚をして、今年は子供も生まれる。
この時とばかりに最高の舞台が用意された。

3月29日(土)、今から待ち遠しい。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
WBA世界フライ級タイトルマッチ
坂田健史(協栄) VS 山口真吾(渡嘉敷)
日時:3月29日(土)
会場:幕張メッセ国際展示場8ホール
チケット販売日:2月11日(月)  発売予定
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by officemigi | 2008-02-08 00:09 | Comments(3)

のら犬カフェ

先日行ったshioriの高円寺散策。

「あっ、何度か来たけどいつも気まぐれにお休みの店が今日は空いてる!」

ということでふらっと立ち寄ったのら犬カフェ。
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【ぜ んぜん怪しくない店】とわざわざ書いてある入口。

テラスにはこたつあり。電源も入る。
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お店の中を覗くと、なんと漫画家のTさんがいらっしゃるではないですか!?

Tさんとはいろんなとこでつながっていて、「おや、まぁ~こんなところで会うなんて、、、。」とビックリ。
来るたびに面白い場所が発見できる。何かが起こる高円寺、楽しい。
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by officemigi | 2008-02-05 01:16 | Comments(2)

祈り

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最近、パソコンに向かうと原稿が襲ってくる感じがするので、携帯から更新しているブログは史織が移動中の電車内で書いてます。

この写真は今から約8年前、林カメラマンの作品として初めて見せてもらったヨシナリがリングに上がる直前の写真。

史織にとってボクシングというスポーツはとても縁遠く、「あしたのジョー」をアニメでみた時、バラード調の主題歌を聞いて、ちょっと大人になった気分を味わっていたことが記憶に残っている程度の関わりだった。

静かなこの写真を見せながら、林カメラマンは「ボクシングを観ないなんて人生損したも同然」と言わんばかりにお誘いを受け、後楽園ホールへ出向いた。

もし、この写真ではなく、リングの上の写真だったら、絶対に行くことはなかったと思う。
その証拠に、初めてのホールでは、目の前で繰り広げられた格闘に、鼻血も熱も出た。


リングに上がるための直前、彼らは究極の緊張感の中で宇宙と繋がるような瞬間を持つ。
日常では体験しない覚悟を決めた時、それは私利私欲を訴えるのではなく、ただ無になり、ただ祈る。

何に、何のために祈るのでもなくただ祈るのだ。

この一瞬に立ち入ることを許されるために林カメラマンは長い時間を費やしてボクサーとつながっていく。

ここに辿り着くまでは、普通の日常が積み重なり、逆にこの写真から原点をたどっていくと初心を思い出すことができる。

忙殺される時間との闘いではなく、無になって向き合う瞬間をきちんと見つめたい。

それは特別なときに持つ時間ではなく、日々普通に過ごす一瞬でいいのだ。

何のために撮り、何のために書き、何のために闘い、何のために祈るなどわかなくても、日々大切に生きることで必ずどこかへたどり着く。

生きるために人は夢をみる。

原点に戻って本作りに向かう。

※週の初めの月曜日は本制作のことを書いていくことを続けたいと思います。by shiori
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by officemigi | 2008-02-04 11:36 | Comments(0)