【オフィスミギ】晴れ男なものですから

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最終的に印刷される、あるいは印画紙に露光されて写真になる。
それはフィルムでもデジタルでも結果同じなんだけどさ。
どちらを選択しても、自分の表現は出来る。
フィルムの、また暗室の経験値はカラー、モノクロともかなりのものだと思う。
それをデジタルに生かしている。
撮影時に結果的にあれこれ考えずに済むのはデジタル。
楽だし、速い。
が、だ。
これは人間というタチなんだろうな。
デジカメはすぐ結果を見れるという素晴らしい機能があるが、
その便利さと引き換えに失ってしまうものもあるらしい。

ボクシングを、ボクサーをフィルムで撮っていた頃、
しかもフリーで撮るとなると、フィルムは支給されるものではなく、
あくまで自分が必要だと思う本数を手に入れる。
デジカメでは無限にとれるが、フィルムは一本36カットと限定される。
そこから生まれる緊張感というものがある。
ボクシングの場合、いつ何があるか分からない。
ラウンドが終るたびに残り枚数を確認するが、残り10カットを切った場合、
ここでフィルムを巻き上げ、新しいフィルムに詰め替えるか、あるいは、
10カット未満のフィルムに賭けるか、決めなければならない。
ラウンドが進むごとに残りのフィルの本数が頭にある。
激しいファイトの場合、またが想いのあるボクサーなら、
やはりシャッターは多く切ってしまう。
緊張感は相当のものだったと思う。
そういった感覚はデジタルに移行して薄くなったところもあるかもしれない。

でも、フィルムでもデジタルでも関係ないということもある。
思い出すが、大嶋宏成の最後となった試合。
彼の様々な状況を理解していたがゆえに、おそらく負けるであろう、と思っていた。
だから、今日が最後だ。その集中力たるや凄まじかった。
感情に振り回されずに、なにがなんでも撮り切ってやる。
殴られ続けても倒れることを拒み続けるを大嶋を、畜生、と思いながら撮っていた。
押さえきれない感情が沸き上がってきた時、あぁ、俺は彼に賭けていたんだなと思った。
結果、見事に撮り切ったと思う。

7日は彼の誕生日。
遅まきながら、おめでとうございます。

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by officemigi | 2014-01-08 02:30 | 林建次の日々 | Comments(0)
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