【オフィスミギ】晴れ男なものですから

「欲」や「業」


「中を取る」という行為は否定しないが、
現場でモノをつくる人たちから叩くことをしてはいけない。

行き過ぎた「欲」や「業」はヘドロのように現場に伝染し、
どんなに情熱を賭けて取り組んでもクオリティを下げてしまう。

丹念に磨き上げた美しさは一瞬でよごされてしまうんだ。

だから関わる人たちすべての純度が真に問われるものだと思う。

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# by officemigi | 2017-06-24 21:28 | 林建次の日々 | Comments(0)

古寺


京都の仕事の帰りに、奈良にある室生寺へ。


室生寺は人里離れた山の奥地にあり、

巨匠、土門拳さんが晩年に古寺巡礼と称して様々なお寺を訪ね歩いた中でも

最も愛してやまなかった聖地。

平安時代につくられた十一面観音を観ていると、

果てしない時の流れの積み重ねの中で、

ただ静かに「在り続ける」ことの憂いを伴った美しさを強く感じる。


土門さんは来る日も来る日も、これらの仏像とひたすら向き合い、

凝視し、咀嚼し、張り裂けるほどの緊張状態でシャッターを切ったという。


その行為を経て初めて価値を創り出す土門拳さんは、最も尊敬する写真家のひとり。


60代になって、いろんなことを感じらるようになったら撮り歩きたいと思うけど、

まだまだ甘ちょんな自分であり、気が遠くなりそうで、

こらからの10年とか大事だな、と思う次第。



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# by officemigi | 2017-06-14 23:47 | 林建次の日々 | Comments(0)

花と人と


砕けて言えば、

「花と会話できるような人」

はわりとたくさんいると思う。


だが、たとえば常に花を想い、感じ、花と同じ時間軸で生きて、

言葉のない交信の果てにその世界の喜怒哀楽を共有し、

さらに、花たちの意思を聞いた上で作品をつくり上げるという人は

ごく限られることになるだろう。


柳井さんと初めて会ったときは、

なんと浮世離れした方なのだろうと思った。

人のことはいえたものではないが、だ。


だが柳井さんが、ひとたび花たちと向き合った瞬間から、

普通の感覚の人間には理解できない世界へ入っていく。


花と人。


鋭くも優しく、また儚い時間が流れる


その異次元のやりとりは情熱に満ちていて、

あまりに楽しいというのが直に伝わってきた。


ああしたい、こうしたい、という自分の欲を持って

動けない彼らをねじ伏せるのではなく

彼らの意思を丁寧に聞いていく。


「どう、これでいい?楽しかったね。ありがとう」


なんて人なんだろう。


ここにも天才がいた。


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# by officemigi | 2017-06-01 02:57 | 林建次の日々 | Comments(0)